2011年11月23日水曜日

ディメカへ移動→文明化する民族→文明から離れていく僕ら→増殖する増殖する子供たち


11月6日

本日も朝から雨・・・8時に雨が落ち着いてきたので、バス停にトゥルミ行きのバスの確認に行くがどうやら明日までないらしい。


そのかわりアリ族のマーケットが本日の昼にあるようで、バスで日帰り可能とのことだ。

今日の予定はアリ族のマーケットのしよう!!と決め、それまで部屋でくつろいでいると、ジンカの町で顔見知りになっていたガイド希望の男の子がやってきて、「今日ディメカ行きの車が出るけど行かないか?」と誘ってきた。始め1人340Bというので断ると徐々に値下げしてくる。最終的に1人100Bになったので、少し高いが快適さを考え、4WDでディメカへ向かう事に。


少しお金を出してでもいけるときに行かないと南部ではひたすら待つことになりかねない。


ちなみにジンカ→ディメカは週2便のローカルバスでは60B程度。


WDの同乗者はフランス人ジュリアン、ドライバー、地元のおばちゃん2名、ギャル1名、男の子1名、荷物スペースにオッサン1名。

ギュウギュウだが走り始めると4WDは乗り心地よい。


途中休憩でアサがギャルにバナナをねだられ、断ると「ケチね」と言われる。

ギャル達はチャットの葉っぱを買う。


「チャットを食べると、楽しくなる、気持ちよくなる」とギャルはヤギのように草を食みながら言っていたのだが、一束で10Bほどとこちらの物価ではけっこう高い。タバコのような嗜好品なのだろう。

再び走り始める


ジュリアンから最近ケニアでアメリカ人が複数誘拐されたと聞く。

ジュリアンが今後行くニジェールではフランス人の誘拐が起こっているようなのでお互い気をつけようと言う話に。マラリアも気をつけようという話になった。


途中体中に装飾いっぱいのハマル族、バンナ族をたくさん見る。

時折、猟銃をもっている彼らの姿を見かける。

用途を聞くと「狩のためだ」とのこと。


彼らの文化も伝統から文明へとシフトしていっているのかもしれない。

カイアファールの村でいったんコーヒー休憩。


すると、日本人の男性旅行者がガイドと共にトゥルミ行きの車を捜していた。

僕らの車にスペースがあればよかったが全くスペース無く2名は無理なので、「頑張ってくださいね。」と声をかける。


ここまではお金を少し出しているので問題なく進んでいるがディメカへ着いてからは僕らもヒッチハイク生活。明日は我が身である。

カイアファール→ディメカの道は未舗装にしてはまずまず良い道。しかし最近雨が続いたからか所々小さな川が出来て道が分断されている。

しかし4WDのため無事。


結局出発した3時間半後の15時にディメカ到着。


運転手がレストランに連れて行ってくれたがパスタ40Bと高い。

ので、食べずに宿へ向かう事に。


宿は60B(言い値は100B)とお値打ちなのだが、電気なし、シャワー無し。(銭湯のように村のシャワー屋へ行かなければならない)トイレは穴。


着々と文明から離れてきているようだ。

宿で荷物を置いた昼ごはんを食べれる場所を探す。

宿のレストランも良い値は30Bなので、ローカル食堂・・・というか民家で食べる。


イスラム教の家族のようで衣装が異なる。

顔つきも少し違うので何代か前に移住してきたのかもしれない。

シロ(豆をすりつぶしたもの)とインジェラで15B


ここもファレンジプライス(観光客料金)だがまだまし。

味もまぁまぁ。


今日はイスラム教の祭りの日でヤギが捧げられる日のようだ。

ヤギたちからしたらホロコーストのような日なのであろう。


食後、ジュリアンと3人で村を散策する事に。

歩き始めて30秒でジュリアンの横に男の子が増えている・・・その後、子供たちはどんどん増殖してゆき、気がつけば15人ぐらいの子供らと手をつなぎながら歩いていた。


どこにも行く当てはないので子供らと鬼ごっこをしたり、くすぐったりしながら歩くといつの間にやら学校の前に到着。


英語の先生がたまたまおり、「学校内をよかったら見学していってください」というので、見学することに。


授業後そのままの黒板には英語がびっしり。しかもけっこう難しい。

これを中学生ぐらいの年代を行っているのだから英語教育の質で行ったら日本よりも数段進んでいるのだろう。


実際問題として、エチオピアでは”英語が話すことが出来る=収入の増加”に直結するので、学校でも最優先項目にしているのかもしれない。聞かなかったけどその分、他の教科がおざなりになっているのかもしれない。


子供らと歩く事2時間。疲れ果てて宿に戻る。


ジュリアンが、先ほどのドライバーたちと何やら面倒な話になっている。

どうやら、同乗した女の子がお金を払わずに逃げたようで、彼女と一緒に来たジュリアンに請求が行っているようだ・・・

なんだかんだのあと、結局ジュリアンが払う事に・・・


運転手はとても良い人そうだが、彼は彼で、同乗した荷台のオッサンと小競り合いがあったようでイライラしていた。


宿でコーヒーを飲みながらのんびりジュリアン、地元の男の子たちと話す。

宿のレストランは町の盛り場のようで、音楽を流し、みな酒を飲んでいる。


僕らもビール1本ずつ飲むが、ファレンジプライスで15B・・・高い。

20時に停電になり音楽も消える。


21時就寝。

部屋の中は真っ暗、ライトを出さないと何も見えない・・・


だから寝る。

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