2011年11月23日水曜日

真夜中の部屋に潜むもの→子供に悪役→内臓占い→ムルシ族→友達?


11月5日
午前3時、アサが突然電気をつけ、「何かいる!!」と騒ぎ出す。
起きてみると10cmほどの蛙が部屋の中を飛び跳ねていた。
おそらく、僕らがチェックインする前から部屋で潜んでいたのだろう。

再び寝て、8時起床。

朝ごはんを食べ、まずはバス停に他の町へ行くためのバスの出発時刻を聞く。

第1希望のトゥルミ行きは本日11時(12時からのジンカマーケット見たいため不可)、火曜日の11時(月曜日にトゥルミマーケット開催のため不可)
第2希望のディメカ行き。本日11時、月曜日11時(これは火曜のディメカマーケットに間に合う)、火曜日11時(火曜日マーケット開催のため不可)

おそらく月曜日にディメカ行きになるが、明日の午前中にミニバスかヒッチでトゥルミへ行けたらそれも可能であろう。

バス確認の後は、民族ミュージアムへ。そこまで坂道を登る事徒歩20分。

途中に出会うちびっ子はとても可愛らしい。
「ガァ~!!」と脅かすと必死で逃げていく。そして、遠い距離から再びこちらを観察し、勇敢な子は「フォト・・」「1ブル・・」と恐る恐る声をかけてくる。
悪役も楽しいものである。

到着したミュージアムは、写真パネル等で民族の説明をしているもの。
それ自体はそこまで興味を引くものではなかったが、山の頂上にあるため景色が良いのと、見せてくれたビデオで、
1動物の内臓で未来を占う
「ここの臓器がこことくっついているから~・・・・3年後まで様子を見てみよう・・・それで駄目じゃったら再び占ってみよう」・・・・など気の長いもの。
2赤土を髪の毛に塗りこむ(おしゃれのため?)
3出産シーン(乗馬のような姿勢で産んでいた)
は興味深かった。

ここはアディスアベバ大学併設の研究機関でもあるようで職員の若者は勉強しながら受付をしていた。
そしてなぜか日本寄贈の図書館まであった。勉強している若者3人。
役に立っているのだが、金をかけてきれいに作りすぎな気がする。その金を半分にしたら別の場所にもうひとつ作れるのに。

いったん宿に帰りコーヒー休憩。

昼前にカメラ持参でマーケットに訪れ、さまざまな民族を見る。

ムルシ族(女性は唇に皿を入れている)やバンナ族(カラフルでお洒落)を見ることは出来たのだが、カメラを取り出す前にポツポツしてくる雨・・・空を見るとドンドン降ってきそうな予感・・・いったん洗濯物も外に干しているので宿に帰ることに。

宿に着くと同時に本降りに・・・・あのまま観光しなくてよかったが、早く降り止んでくれないとマーケットを見ることが出来ない・・・・なんのためにここまで来たのかわからなくなってしまう・・・

14時ごろまで雨が上がるのを部屋で待つ。

再びマーケット。まずまず活気はある。たぶん観光としては良いマーケットなのだが、小雨が降るのと、地面がぬかるんでいるのとで観光に集中できない。

ムルシ族を発見すると先方から「写真をとらねーか?」と売り込んできた。
値段を聞くと10B・・・・・「2Bならいいよ。」というと5Bと値下げに応じてきた。しかし、まだまだいるだろうと他を当たろうとすると2BOKとのこと。ムルシ族は「人が悪い」「酒ばかり飲んでいる」「金に汚い」と調べた情報にもエチオピア人からも言われていたが思ったほどではないようだ。
でも唇に大きな穴は開いているものの皿は持って来ていなかったようで皿なしのムルシだった。

その後も家畜市、果物市、香辛料市などなどみてまわるが、可もなく不可もなく。悪くは無いし、良いには良いのだが「ここは特別に凄い!!」ということもないようだ。

たぶん民族好きの人には大満足だと思うが、まぁまぁ好きだけど・・・ぐらいだと、「楽しいけどここへ来
るまでの手間を考えると・・・・」という悩ましい評価になるのであろう。

あと何年かしたらこの文化も消えていってしまうかもしれないので時間があれば見ておいても良いかもしれない。

ここの近くの民族(名前は不明)の挨拶は口どおしブチュっトキスすることであるようで、おじいちゃんおばあちゃんがブチュッとキスしていた、微笑ましい。

その後、ふたたび雨がふってきたので宿のレストランで、チキン&イエローライスと豆スープを食べる。
雨が降り止まないので部屋でのんびり。

17時ごろに雨は上がったが、アサは本格的にのんびりモードなので1人でバス停に行き、バスの再確認。
すると火曜日はあるが月曜日は微妙・・・ということになってきた・・・どうしようかな・・・。

その後再びマーケットへ行きウロウロしているとムルシ族の集団(30人ぐらい)に出くわす。どうやらみんなで帰る車を待っているところらしい。

集合写真を撮りたいところであったが、とりあえず「写真を撮ってよいか?」と聞いてみると「金を払えってくれれば良い!!」とのこと。

まとめて撮影するとみんなから「金を払え!!」と総攻撃を受けそうなので、唇プレートをつけている女性とそのお兄さんの写真を撮る。

一度写真を撮ると、今回は集団でいたためか「うちもとり~!!」「わてのことかてとって~や!!」と猛烈アピールをしてくるおばちゃんたち。
見かねたムルシ族のおっさんが「そんなもんで堪忍してやりーや・・・」と仲裁に入り終了。

結局5枚ほど写真を撮り計5B

その後宿に帰る途中、ちびっ子2人組みが「ねぇ・・靴かって」「服かって」「お金ちょうだい」などといってきたので、彼らの言葉や身振り手振りを真似したり、「めっちゃいい服着てるやん!!」とジェスチャーで褒め称えたり、落ちている靴を指差し、「この靴を特別に君にプレゼントしてあげるよ」など言いながら遊んでいるといつの間にか友達だと勘違いされる。

結局宿までの10分ほど、彼らとかけっこをしたり、彼らが欧米人ツーリストにお金をたかるのを嗜めたりしながら帰ることに。

そんな僕の姿を逆にムルシ族やバンナ族の民族の人らにマジマジと見られていた。

帰った後はのんびり。晩ご飯はラーメン。

さて、明日はどうしようかな?

夜お腹がすいてレストランでビーフストロガノフを食べる。日本のシチューみたいにスープの多いものではなくモロに肉だが美味しかった。

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