11月4日
4時半起床。今回もマラリア薬の副作用による悪夢は見なかった。そしてぐっすり寝れた。
風邪も少しマシになる。
5時出発のバスに乗るために4時半に起きて出発の準備をしていたのだが、突然雨が降ってくる・・・。
雨の中の移動は嫌だ。
・・・ので2度寝。
8時再び起きると雨が止んでいたので出発することに。
8時15分にバス停に着いたのだが、コンソ行きのミニバスにはまだ1名しか人が乗っておらずしばらく待つことに。
時間もあるので1人の男の子(ケニアとの国境の町モヤレ付近出身)とはなす。
彼の話によると、国境越えのバスorタンクローリーは、日、月、木の6時に出発するらしい。コンソからモヤレまでは200Bとまずまず高いようだ。
その後乗務員のおっちゃんらと地球の歩き方を一緒に読みながら楽しむ。
写真がたくさんあるため、共通言語が無くても楽しめるのがよい。
9時に出発。コンソまで31B。
コンソまでの道路は牛の散歩渋滞が頻発・・・。
そして、アルバミンチ付近の検問所を越えてからは乗客をどんどんと乗せていく・・・バスの中はギュウギュウに。
そういえば中米にいたときに「アフリカのバスはぎゅうぎゅうだった・・・・」と聞いていたな・・・
2時間半でコンソ到着。風邪を引いてるせいもありちょっと疲れる。
バスの運転手が「今日中にジンカへ行くバスもあるぞい!!」というので、頑張ってジンカを目指す事に。
しかしバスターミナル内にジンカ行きのバスは全く見当たらない・・・・仕方ないのでいったん昼ごはん休憩に。パスタとオムレツ。味はまあまあ。
オープンテラスのレストランで1時間ほどぼんやりしている間に何人かの若者が「今日はどこへいくんだ?」と尋ねてきたのでジンカに行く旨を伝えておくと1人の兄貴が「ジンカへ行くなら俺のバスが今から行くぞ、100Bだ!!」と言ってくる。
たしかローカルバスでも90Bぐらいだったはずだし、僕らはバックパックを持っていることを考えると妥当かな。
南部ではお金を少しだけ多めに出してLessストレスで移動しよう。
今回のバスも当然のようにギュウギュウ・・・。しかし思ったより道の舗装が進んでおり半分近くは舗装路。
将来的にはだいぶ楽になるんだろうな。
窓の外をぼんやり眺めていると、北部とは違い緑に覆われた大地と、民族衣装を身にまとったの人達の姿が見える。
ギュウギュウながら平和に進んでいたのだが、突如、乗客と添乗員が金のやりとりで一触即発状態に!!
どうやら”思っていた値段よりも高い!!”ということでのトラブルのようだ。
ミニバスは基本、言い値なので始めに交渉しておかないとこういうトラブルになるのだが現地の人でも同じようだ。
最終的には運転手が仲介に入り無事おさまる。(どの運転手もマッチョなのはトラブルを処理できる人じゃないと勤まらないからなのだろう)
無事解決したか・・・と思ったら再び5分後に違う民族衣装のオッサンと
とトラブル・・・原因は民族オッサンのミニ懐中電灯(100均の店でで売っているような物)を誤って添乗員が壊してしまった事により、いかつい民族オッサンガ半べそで怒っているのである。
「モー!!頭に来た!!」とばかりに添乗員の手を「駄目!!この手!!悪い手!!駄目、駄目~!!」とペチペチ叩き続けているのである。
その後、彼(添乗員)がいかに悪い事したかを懸命に乗客に訴える。
しかし、乗務員とのやりとりもけっきょく埒が明かなかったので、近くの村の警察をつれてくる。
警察も民族オッサンの怒涛の怒りの原因がしょぼい懐中電灯にあると知ると苦笑い・・・。
「10B出すから許してよ・・・」という添乗員に民族オッサンは身振り手振りでまだまだ怒り続ける。
警察が15B出してやれよといいなんとか落ち着く。民族オッサンはまだ地団駄踏んでたけど・・・・。
きっと民族オッサンにとっては家族へのプレゼントか、電気のない家を初めて明るく照らすための大事な懐中電灯だったのかもしれない。
民族オッサンへの同情が湧くのと同時に、良い年齢の大人どうしが、こんなにも熱く喧嘩しあう”剥き出しの魂”を非常に興味深く感じる。
きっと僕だったら面倒だし、恥ずかしいので公衆の面前で激しく怒鳴り散らすぐらいなら多少は折れて我慢するのだろうが、ここでは全力でガチガチやりあう。
恥も外聞も無く、怒りたい時に怒り、泣きたい時に泣く。
自分にかけている部分なのでちょっと感心する。
その後は平和にジンカへ向かう。途中少しミニバスが停車するたびに原住民族の人々が「写真を撮って金をくれ!!」とやってくる。
当たり前のように僕らのとこにばかり来るので「後ろのエチオピア人のおっちゃんにも言ってみなよ!!」と指差すと「いや、それは・・・ちょっと無理だよ・・・」と急にモジモジし始める。
その後も「いや、いけるって頑張ってみなよ!!」とプッシュすると・・意を決して声をかけに行く。
しかし2秒後・・・「駄目だった・・・。」の泣き顔を作り戻ってくる。
子供たちは「金をくれ~!!」と手を出してくるので、一度握手するふりをして怖い顔で「ギュ!!」っと手を握ると手を握られた女の子は大パニック、周りの子供は蜘蛛の子を散らすように逃げていく(笑)
その後、笑顔を見せると女の子は安心しつつもまだ警戒しているようで距離を置いてよってくる。
彼らの間で「今度はお前が行ってこいよ!!」などと言いあっているようだ。
こういう彼らのやりとりで旅お疲れも癒される。
何だかんだで3時間半後の16時半にジンカ到着。
中流ホテル80B(トイレ、水シャワー共同)に宿泊。シャワー、洗濯をして晩ご飯は近くのレストランでミートライスと野菜スープ。美味しかった。
その後。宿のレストランでも郷土料理のスープを頼んだがトマト&大蒜味で美味しかった。
部屋に帰って日記を書く。今日はゆっくりねよう。22時就寝。
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