8時起床後、朝ごはんをつまんだ後、疲れがたまっているというアサをテントに残し、キャンプサイト付近の散策を行う。
インターネットを使用して銀行口座のお金を移動しようと思ったのだが、インターネットカフェを見つけることができず、無駄に1時間を費やす。
仕方がないので1駅離れた自転車屋を下見しに行くものの、本日は13時から・・・今日は何をしてもうまいこといかないな・・・
昼ごはんは相変わらずのチーズとパンとハム、そしてディップ。昨日の朝からひたすら同じようなものを食べているのだが、この食生活に飽きが来た時が怖いなぁ・・・。
14時半に野田さんと待ち合わせをしていたので、野田さんの家まで1時間ほど歩く。
野田さんの家に到着したあと、まずは野田さん行きつけの中華屋で昼ごはんをご馳走になる。
・素材の味わいをしっかり感じる優しい味のスープ
・油控えめなのに大切な味は丁寧に感じさせてくれる麻婆豆腐
・肉なのにも関わらず淡白な美味しさの豚の舌、そして素材の味を良い塩梅で引き立ててくれるソース
この店は野田さんが行きつけにしているのが納得。美味しいのはもちろんだが、中華なのにしつこくない、なのに素材自身の味はしっかり立っている。
常連の野田さんは、最近オーダーの際に常におまかせにしているらしい。
僕も、こんなに信頼のできる行きつけの店を見つけたいものだ。
米と梅干と湯たんぽの差し入れを準備してくださり、キャンプサイトのアサに届けに行く。ちなみに風邪(体調不良?)の際の梅干の食べ方は、食べてみて酸っぱく感じたら酸っぱくなくなるまで食べ続ける、逆に酸っぱくなければ酸っぱくなるまで食べ続けるのが良いそうだ。
その後、本日の目的、”タンデム自転車見学”に出かける。
「実際に世界一周をタンデム自転車で行なっている人がいるからどういうものか見てみよう」ということでタンデム自転車を取り扱う店を見学させてもらったのだが、これはこれでなかなか斬新で面白い。
日本ではせいぜい2台の自転車が連結しているようなタイプしか見たことがなかったのだが、ここにあるのは後ろに座る方は通常の自転車とほぼ同じなのだが、前に乗る人は車の座席に座るような姿勢で前方に足を伸ばしペダルを漕ぐというもの。
これならば後ろ側の人の視野も確保されるし、前方の人はどっしり座ることができるため安定感がある。
が・・・もちろん世界一周をする上での問題点は数多くある。
・故障パーツが手に入らない
・価格が高い
・慣れるまでは操縦が難しい
・若干恥ずかしい。
ので、斬新なデザインに若干心惹かれたものの、候補からは除外することに。
その後、野田さんが体調を崩しているアサを心配して家に呼んでくださった。
晩御飯に、昼ごはんを食べた中華の店ででスープとビーフンを食べる。
食欲がなかったアサもこのご飯はお気に召したようだ。
野田さんのご近所さんのイラン人女性が経営しているペンションが1ヶ月300E(31500円)で借りれるらしく心惹かれる。ネックは郊外にあることと1ヶ月滞在しなければならないこと。
晩はアサを野田さんのお宅で待たせていただき、アサ用の自転車を購入させてもらうため石川先生のお宅に車で連れて行っていただいた。
石川先生にはTREKという品質の良い自転車を安い値段で譲っていただきありがたい。
野田さんの家に帰ると、体調不良と言っていたアサが奥さんのユミコさんとワインとおつまみで豪華な晩酌を行なっていた。
それを横目にまずは自転車のタイヤの外し方を教えていただく。
その後、4人で晩酌。
美味しいワイン、ししとうの素揚げ、サラミ、イタリアでしか手に入らないヤギと牛の合わせチーズ、豚の脂肪を食べさせていただく。どれも美味しい。
テント生活であれば、寒空の下、パンとハムとチーズの質素な晩御飯であったはずなのに暖かい家で素敵な時間を過ごさせていただき本当に感謝である。
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