3月14日
9時起床し、午前中の気持ちよい気候の中、最寄の村へ散歩に出かける。
タンザニアに限らずアフリカでは、旅行者(外国人)がほとんどいない田舎になると「マネー!!」などといわれる機会が激減するのだが、電気が通らないこの地域ではもちろんTVというものも普及されていないため「マネー!!」はもちろん「チーナ!!(中国人)、チン、チャン、チョン!!」というからかいの言葉も全く無くなっているようだ。
タンザニアに入って以来、この意味不明の「チン、チャン、チョン!!」という言葉を聞く機会が出てきたのだが、これはどうやらTVのバラエティ番組で中国人に模した芸人をいじる発言として始まり、タンザニア各地に飛び火したようだ。(だからTVの無い地域では言われないのだろう)
タンザニア人がこの言葉を使うときにはもちろん悪意をもって言っていない場合も多いのだろうが、正直気分の良いものではない。
だから、言われると「ンジョー!!(ちょっと来い!!)」と言って、大人気なく説教する事もしばしば。
子供の時は面白いと思っていたバラエティ番組も年齢を重ねるごとに、その弊害を感じ、首を傾げてしまうことが増えてきた。
これは成長なのか退化なのか・・・
まぁ少なくとも情報が増えることの弊害があることは認識しておかないとならないのだろう。
気分よく15分ほど散歩して村の中心地に到着。(中心地といっても小さな店が5件程度集まっている場所)
ここでローカルの酒、竹ビールを購入。
これは300T(15円)で大ジョッキにあふれるほどの量。
コストパフォーマンスは抜群だが、気になる味は・・・・
・・・・美味しい。
竹から作られているはずなのにフルーティーな香りが少しだけ日本酒を思い出させてくれる。
これならグビグビ飲めてしまうが、まだ午前中ということと、このお酒を作る過程で使用している水が不衛生だと言う事で嗜む程度で終了する。
外国人に慣れないけど好奇心を抑えきれずに僕らの後ろを一定の距離を開けて追従する子供たちと共にもう少し散歩してルンゲンバ散策終了。
昼からダラダラに乗り再びイリンガへと戻る。
今日一日、ヨコヤマ邸に泊めてもらい明日はいよいよムベヤに移動する事に。
イリンガ最後なので、女性支援のNGOがサポートするお土産屋で布ケース2個購入。
晩ご飯はイリンガ名物の宅配ピザ。
最後の晩なので、お世話になったみなさんに僕らからご馳走する事に。
美味しく食べたあと、みなで話している中で「ムベヤでヨーコちゃんと会うのであれば、4日待たなければならないのだから、それならば家にイリンガでもう少し滞在して置いたら?」とヨコヤマさんからありがたいお話を頂く。
さすがに、それは迷惑だろうと辞退するも「全然気にしないから!!」と温かい言葉。
ので・・・・イリンガ残留決定。
タンザニアは素敵な出会い、優しい人達のご厚意に人として恥ずかしいぐらい甘えまくっているな。
旅行中何度も書いて一度も実践できていないのだが、自分達も与える側の人間にならないとな・・・
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