2012年3月16日金曜日

非生産的なやりとり→返金→モロゴロ→アジア顔→雑学


3月7日


8時起床。

朝ごはんはチャイとチャパティ。


午前10時に昨日この宿まで案内してくれた親切なタンザニア女性が迎えに来てくれジェヘミンと5人で歩いて鉄道の駅へ。


駅に到着すると、昨日ファーストクラスの待合室で共に列車を待ち続けたタンザニアの男の子がいたので彼に現在わかっている状況を教えてもらう。


現在のところ、一応チケット払い戻しの話は進んでいるのだが、本日中に全員に返金できるかが未定なのだそうだ。


もしかしたら明日に回される人もいるかもしれない・・・・とのこと。


う~む・・・それは困る、もしそうなったら返金を諦めなくなるかもしれないな。

そう考えていると、乗客たちの”もしかしたら列車が本日走るかも”との嬉しい噂が聞えてきた。


しかし・・・ぬか喜びは厳禁、ここはアフリカ、確実な事などあまりないのである。


まぁ未定ということなので気長に待とう・・・



だけど、もしかしたら今日も返金無いのかもしれないな・・・・



・・・返金は諦めて、今朝のバスでムベヤに行くのも一つの手だったかな

と思い始めた頃に、何やらお偉いさんらしき人がやって来た。


そして駅構内で緊急集会が始まった。

偉い人の「ホニャヤラハ!!イエー!!」という掛け声に応えて「オーイエー」と応える参加者




・・・・また生産性の無い余興が始まったのか・・・

とガッカリする横でしばし


「ホニャヤラハ、イエー!!」


「オーイエー!!」


「ホニャヤラハ、イエー!!」


「オーイエー!!」

と、非生産的な掛け合いが続く・・・・


「ホニャヤラハ、イエー!!」


「オーイエー!!」

を「これでもか!!」というぐらい繰り返した後・・・・突然観衆が歓声を上げて窓口に向けて走り始めた!!




これは・・・・・・・・

返金だ!!

と直感で感じとり、すぐさま窓口にダッシュ。


すると、すでに数十人の列・・・

しかしよく見ると一等の席の人は受付が別であった。

のであまり待つことなく返金を受け取る事が出来た、久々に金持ちの特権というものを味わう事が出来た。


受け取った後は、変なトラブル(途中で返金が尽きての暴動など)が起きる前に鉄道駅を後にして荷物を置かせてもらっていた宿に戻る。


荷物を受け取った後ダラダラでウゴンゴバスターミナルへ向かい、そこからバスでモロゴロに向かう6000T(300円)


バスで3時間半、16時半ごろにモロゴロに到着。


ここでジェヘミンと親切な女性と別れ、明日のイリンガ行きのチケットを購入。

そしてダラダラでモロゴロの中心地に移動。


ロンプラに書いてあった一番安い宿が7000T→30000T(1500円)に大幅値がりしていたのでその宿の受付の人にもう少し安い宿を紹介してもらい15000T(750円)で宿泊する。


チェックイン後、シャワー、トイレの水をひねるとまっ茶色・・・

今晩のシャワーに不安を感じながら、とりあえずHさんの知り合いの大学院生と晩ご飯を食べに行く事に。


待ち合わせ場所で待っていると、1人のアジア人がこちらに向かって歩いてきた。

笑顔でよってきたので”彼が友達の日本の人かな”と思ったのだが、それは間違いでただの通りすがりの中国系カナダ人であった。

顔も雰囲気も日本人みたいだったので中国人に全然見えない・・・と思ったが、カナダ生まれタンザニア育ちのせいなのかな?

もしかしたらアジア人の表情の違いは、日常生活の喜怒哀楽の頻度の違い(怒が多くて喜が少ない)などによってできあがるのかもしれないなと少し思う。


しばらく待つと本命の友達さんがやって来たので一緒にお薦めのタンドリーチキン屋へ行き、一人鶏半分と肝の串焼き1本ずつ購入し、最寄のホテルのレストランへ移動する。

どうやらここではレストランに持込がOKのようで、優雅にビールを飲みながら、焼きそば、ビリヤニ、春巻きなどと共に柔らかくジューシーなタンドリーチキンを食べる。




本日の会話の気になったこと

・僕らの目に見えている色は実は光に反射している色で実際の物体の色とは異なる。その物体の本当の色を知るには、その物体をじっと見た後、白い壁に目を移した際にぼんやりと壁にうつるものである。

・栄養価の高い作物を育てると、その分、多くの栄養素が土から奪われる。

・島の定義はオーストラリアより小さい事。それより大きい土地は大陸と呼ばれる。(だからイギリスもグリーンランドも日本も島という扱いになる)

・有機物とは窒素を含むもののこと。人間も有機物、石は無機物

・赤土に栄養が少ないのは多くの有機物が熱で失われていった後、最後まで残る鉄などの成分の色が多く現れるため。

・雨が降った後の土砂が多くダムに流れ込み、濁ったその水を、あまりろ過もせずに水道水として使っているから今回の宿のシャワーの水が茶色かった。

など、興味深い会話をし、22時前に宿へ戻る。


帰り道、多くの露天でなぜか食パンが売られていた。

もしかしたらタンザニアでは寿司詰めの代わりに酔っ払ったあとに食パンを持ち帰る習慣があるのかもしれない。(いや、たぶんちがう、でもなんでだろう?)

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