3月6日
7時半起床、朝ごはんを食べて荷物の整理。
10時にチェックアウトして郵便局で葉書を出しネットを少し、11時半にHさんと合流しHさんの事務所へ訪れる。
その後、中華料理屋でランチを食べ、ダラダラに乗りタザラ鉄道に乗るべく駅に向かう。
ダラダラに乗りながら、頻繁に遅れるというこのタザラ鉄道が本日は何時間遅れるか予想するHさんは30分、僕は1時間、アサは2時間と予想。
指定された14時半に駅に到着し、15時半出発の列車をファーストクラスラウンジで待つ。
駅構内は人で溢れている中、クーラーなどはついていないものの快適な部屋である。
しばし、読書をしながら待つことに。
駅構内の時刻表には15時50分出発予定と表示されており、20分遅れ予定とのこと。
まぁ実際予定通りには行かないから1時間遅れの16時半ぐらいかな・・・と思いながらのんびり待つ。
しかし15時半を過ぎた辺りから駅構内で何やら演説会が始まる。
1人が演説し、それに同意しみなが拍手、歓声でこたえるというもの。残念ながら話している意味はわからないのであまり気にせずラウンジで読書を続ける。
1時間経過・・・・
まぁ、予定通りなので特に疑問も感じずに待つ。ラウンジ内で待つ他の欧米人、韓国人も特に慌てる様子は無い。
これは画期的なアイデアだな、と思ったのが「人間は事前にこの列車はよく遅れます」と聞いていて心の準備が出来ているとある程度遅れようが特に苛立たないようだ。
特に”ここはアフリカである”のあらかじめ覚悟しているので、誰一人、「いつ発車するんだ!!」と係員に怒鳴り込む様子は無い。
2時間経過・・・
相変わらず何だかよくわからない演説は続いている・・・・
もしかしたらこの演説が終わるのを待っているのかな?
と感じ始めていたので、集会のメンバーが歌い始めたときには「ようやくこれで集会が終わりだ」と、喜んだのだが、何やら様子がおかしい・・・・
駅構内一体に凶暴性の声そして目を向けると他方には脱力感、というか諦めたような人々の表情。
あきらかに僕らが駅に到着した3時間前とは雰囲気が異なる。
これは何かがあったということなのだろう・・・・そう感じ、確認に言った欧米人が残念そうに、「今日の列車は無しになったらしい・・・」 と、発言しラウンジ内に動揺が広がる・・・。
すぐさま英語の話せるタンザニア人に状況を確認すると、「今、集会でストライキに入るかどうかを議論しており、それが決定された」とのこと・・・・
さらに話を聞くと、タザラ鉄道の職員に対する給料の不払いが3~4ヶ月滞っており、職員側が状況の改善か、首相との面会を求めていたのだが、それが棄却され、ストライキ突入が決定したらしい・・・。
つまり、列車の状況
・本日は列車が走らないことがほぼ決定した。
・いつ再開、払い戻しがあるか、などはまだわからない。
その話を聞き、時間が無くお金のある人々はタクシーを捕まえて飛行場に向かう事に決めたようだ。
僕らはもう少し状況がわかるまで駅で待つことに。
現在19時。
タンザニア人に聞くと、「もし首相が来るなどの動きがあれば明日早朝にでも列車は再開するはずだ。」とのこと。
ただ、首相が来ず、状況が改善されない可能性も十分にあるとのこと。
列車を待つというおばさんたちに、「明日も列車が来なかったらどうするの?」と聞くと、「明後日まで待つしかないわね・・・私達はすでにお金を払ってしまったので・・・この時間にタクシーで帰ったりするお金はないし」とのこと。
諦めて待てるということが凄いな。
僕らも長期戦を覚悟して、駅の外でパンと水を購入する。
最悪宿泊になった際、夜間の買出しはダルエスにおいて危険が伴うので、面倒な事は早めに終わらせておく。
買出ししたパンをつまみつつ待つことさらに1時間。
3時間前にはラウンジ内に40人ほどの人がいたのに15人ほどの外国人、10人ほどのアフリカ系の人が諦めて帰ったことにより、残るのは外国人4人と現地の人5人・・・・
飛行場へ行く人、とりあえず何のアイデアも無いがここで夜を明かすのは危ないと感じ一旦町に帰る人など。
さすがにこれ以上人数が減るようであれば安全上、僕らもどこかへ(飛行場で野宿か、町で1泊)移動せねばならないな・・・と思いながら待つと、20時過ぎに、ようやく待ちに待った放送が。
”本日の列車はキャンセルされました、つきましては明日の午前11時より払い戻しの手続きがされます”以上
・・・・・つまり、今回の列車は遅延ではなくキャンセルということが確定されてしまったのである。
そうなれば、ここで世を明かす理由も特に無いので、YWCAに連絡を入れてもらうと、すでに満室とのこと・・・
・・・これはちと困った
個人的には、ここで一泊というのもちらりと浮んだが、アサがとりあえず危ないから町に行きたいというので、現地の人にこの辺りの宿情報を尋ねると、1人の女性が、「近くに知り合いが経営している宿があるから紹介してあげるわ」と教えてくれた。
結局、最後まで残っていた外国人4人が彼女に引き連れられて20時半にダラダラで、宿へと向かう。(ダラダラは0時まで走っているようだ)
普段出歩かない夜の町は、人通りが激しく活気に満ち溢れている。
これで治安上に何も問題が無ければいろいろと歩きまわりたいところだが、一応安全第一。
彼女に連れられて訪れた宿は見た目も中身もYWCAよりずっと綺麗。
駅に近いのもありがたい。
ダブル20000T(1000円)で個室、扇風機、TV、トイレ&シャワー(汚い湯船も)完備であった。
一緒にホテルに来たフランス人はモザンビーク在住のようで、マラウィーからモザンビークへ抜ける国境では、ビザがアライバル25USDで取れると貴重な情報を教えてくれた。
もしかしたら、それはフランス人にだけ有効かもしれないけど試してみる価値はあるだろう。
夜、明日の予定を考える。11時の払い戻しといっても、結局午後までかかりそうなので、現実的にはここから3時間ぐらいの町のモロゴロまでが精一杯かな・・・行けたらイリンガまで行きたいけど。
23時就寝。
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