1月7日
5時45分起床。
慌しく出発の用意をする。
そして7時前にいよいよニュートピアを出発・・・
。
子供達とジュチ、カマウさんがカリバリオまで見送りに来てくれるということだが、朝ごはん準備のあるムサンバ、まだ小さいジュニア、エマ、マトブ、ヘンリー、ゴレッティ、そしてシルビアさんとはここでお別れ。
ムサンバが泣きじゃくっていた。
何の仕事にも一生懸命。
小さい子供の面倒も見るムサンバだが、転んで、サンダルを失くして、口内炎が出来たといっては泣く子供らしい一面も持つ彼ともお別れ・・・。
人懐っこいが時折気性の激しい一面もみせるエマ、穏やかなのにダンスの時には激しい一面のヘンリー、甘えたい盛りでボランティアには遊びをねだる一方、仕事が出来るばかりに他の子供の仕事も押し付けられてしまう器用貧乏のゴレッティ、まだまだ小さいが水汲みなどやらなければならないことは他の子供が手を抜いても働き続けるマトブ、両親がHIVだが、昨日の検査で陰性だと分かり本当に良かった。
そして生後の栄養失調で6歳というのが信じられないジュニア。
そのかわいらしさで多くのボランティアを魅了すると共に、気性が荒く開いて構わず怒りをぶつける一面も。
彼らともおわかれなんだな・・・
カリバリオまでの道はビャルと一緒に不思議な歌を歌いながら歩いていく。
カリバリオでは通行人、村人がジロジロ見るのを恥らうことなく僕らのためにお別れの歌をみんなで泣きながら歌ってくれた。
カマウさんは感情が激しく、時に理不尽とも思える言動をするものの内面にこめられた子供たちへの愛情はとても深い。
子供達に対する熱意と愛情は学ぶところが非常に多かった。
自分とは違う指導方針だが、躾の大事さ、厳しさ、子供達に対して真摯な姿勢を見せる重要さなどを学んだ。
ニュートピアに来て本当によかったな。
「ここは興味本位でやって来る場所ではないので、旅行の延長で覗きに来るだけの人は来ないで欲しい」とカマウさんが言っている通り、本当に子供としっかり関わろうと思う人手ないと、子供にも、その人自身にも良い影響を与えないと思うので、観光気分で訪れるのはやめてあげて欲しい。
でも子供に愛情を持って接する事ができる人は是非。
注意点
・一週間以上でないと受け入れられない
・バケツシャワー
・マラリア蚊が大量にいる
・3週間目までは滞在費がかかる
・食事は質素
・毎朝6時起床
のでこの条件が厳しいと感じる人は遠慮した方が良いであろう。
子供たちに見送られ、Linkバスでニョンドまで。6000U。
久々のバックパッカー生活スタートだ。
タクさん、サユさんカップルが、「ルワンダまで一緒に旅行しましょう」と誘ってくれたので、ブニュニ湖経由で、一緒にルワンダを目指す事に。
カンパラへ行くトブさん、ヒトミさんとはニョンドの町でお別れ。
この後もニュートピアで働き続けるトブさんにはぜひ子供達に愛情を注いでもらいたい。
10時にニョンドに到着し、バス乗り換え。
ひとり17000U(550円)で乗ることが出来た。
バスに乗ると、久々に見る下界の様子が。
コーラもビールもどこでも買える。
串焼きを売りにきたのですぐに買う4人。
ニュートピアでは行事ごとでしか食べられなかった肉をいつでも食べる事が出来る。
16時にカバレに到着するまで寝たり、ニュートピアについて話したり、小さな町で売られているマンダージやトウモロコシを食べたりしながら過ごす。
カバレの町からブニュニ湖まではタクシーで。
1台35000と言われたが、6kmぐらいときいていたので山道を考慮しつつも値切る。
結果15000で交渉成立。
ギュウギュウのタクシー。途中でおばちゃんが1人乗ってくる。
運転手の座席に2人で座りながらおばちゃんの腰の後ろから手を伸ばしマニュアルのシフトチェンジを行うテクニカルなドライバー。
彼女はブニュニ付近で降り、今度はおじさんが乗ってきた。
アマガラホテルの受付に到着。
予想していたより雰囲気が良さそうだ。
ここから湖をボートで移動してホテルのある島に上陸するようで、そのボートに乗り込もうとしていたときににタクさんが先ほどのタクシーに財布を忘れた事に気がつく・・・
慌てて先ほどのタクシーに電話番号をかけすぐに来てもらう。
そしてタクシー内をくまなく捜すが無い・・・。
運転手が先程乗っていた客が怪しいと言うので話を聞きに行く。
車の中で僕がたまたま動画をとっていたため、彼が乗っていたのは間違いない。
彼か運転手かのどちらかが怪しいと言う事になるのだが、電話番号を自ら教えてくれ、ここまで駆けつけてくれた運転手より、怪しい彼。
しかし尋ねても「そんなものは知らない」と言う。
証拠も無いのに疑い続ける事も出来ずいったん、ボート乗り場に戻ると、従業員の1人が「あいつが茶色の財布の中からお金を払うのを見た。」そしてその財布は地面の色のようでチャックの付いたものであったという。
それはまさにタクさんの財布と一致する。
この時点で彼に対する疑惑はかなり強くなる。
財布の形状を知っていると言う証言が出た時点でここに来るまであったのはたしか。
そして誰かが嘘をついているのも確か。
彼が財布から払ったと伝えてくれた男の子を説得し、容疑者の家へ訪れる。
そこで動画と彼の証言を元に問い詰めるが「オレは知らない。」の一点張り。
「じゃあ君が払ったという財布を見せてくれ」と言うと、「財布なんかもっていない」という。
「俺が取ったという証拠は無いだろ。財布を見たといった彼が怪しいんじゃないのか?」と言ってくる。
もちろんその可能性は0ではないが、僕らに問い詰められる間に気付け薬代わりに酒を飲む彼がやはり怪しい。
しかし、証拠が無いのも確か。
これ以上問い詰めてもし、彼が犯人ではなかったら、それこそ大問題なので。
・もし君が取ったとしたら、お金は諦めるが、君にとって不必要なカードなどは返して欲しい
・財布が見つからなかったら警察に連絡し一緒に君の家を探さないといけない。
・僕らはカバレで働いているから時間はいくらでもある(これは嘘だが)
と伝えその場を去る。
ホテルの従業員が電話で、警察に確認してくれたが、「何の証拠も無いのであればこの時間にそちらに行く事はできない」と言われたようなので、明日、警察署にタクさんと僕とで出向き事情説明をすることに。
とりあえず現時点でできる事は無いのでホテルまでボートで向かうことに。
すっかり遅くなったのでカヌーだと真っ暗になるよと言われ、15000Uのお金がかかるモーターボートを勧められるが、今お金を取られたばかりでお金が無いから・・・と伝えると、モーターボートをただにして乗せてくれた。
着いたホテルは雰囲気のとてもよい場所。
隠れ家的ホテルだ。
個室の値段は若干高いので一番安いドミトリーに宿泊する事に。
1泊ひとり14000U。(450円)
敷地の説明を聞いた後、併設のレストランで久々のピザ、パスタ、ピラフを食べる。
ピザ、パスタ、ピラフ・・・久々だから美味しく感じるがどれも思ったよりはいまいち・・・
レストランからの眺めは素晴らしいのだが・・・。
食後にホットチョコレートなどの温かい飲み物が飲めるのは嬉しい。
ニュートピアについて話し続けるとあっという間に22時半。
部屋に戻り吸い込まれるように就寝。
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