2012年1月26日木曜日

ハゲコウ→アルーシャ到着→日本料理屋「サザン」


1月16日

4時半起床。

エチオピア以来の早起きの連続である。


5時過ぎにバス停へ行くと、ワゴンタイプのきれいな車へと誘導される。

そして5時半出発で走り始める。


この車であアルーシャまで行くのかと思ったらそうではなく、7時30分に、大きな道の交差点で降ろされる。


どうやら乗り換えのようだ・・・。


「しばらく待て」、とのことだがしばらくがどれぐらいかは係員もわからないようだ・・・・なのでカフェで朝ごはんを食べながら待つことも出来ず、仕方なくハゲコウの観察をすることに。


アサが「気持ちわるい・・・」と言う大型の鳥ハゲコウなのだが、個人的にはけっこう好きな、というか気になる鳥なのである。

確かに可愛くないし、どちらかといえば、みすぼらしい、汚らしい鳥なのだが、不幸にも体長1m以上ものため非常に目立つのである。



ハゲコウの特徴としては



1名前の通り禿げている


2喉もとに薄気味悪い袋をぶら下げている(袋無しもいるのだが性別により違うのだろうか?)


3普段は首を伸ばしてキョロキョロしているのだが、歩く時は首を引っ込める。


4鳥だから飛べるくせに横着して(?)歩いて移動する。


5後頭部に赤いスイッチみたいなできものがある(スイッチ無しもいる)

そんなハゲコウが肉屋の前をウロウロしておこぼれを待っている。


彼らを見ていると飽きないから不思議である。

ハゲコウを見ながら揚げパン(米粉とでんぷんで作ってるのかな?)150T(7・5円)を食べる。

そしてポテトフライ1500T(75円)を購入し9時半にようやくやって来たバスに乗り込む。


運転が荒く、クッションも悪いため、スピード出しすぎ防止のボコ(?)では飛び跳ね、しこたまお尻を打ち付けることに・・・

しかもこの道は異様にボコが多く、ウトウト眠りかけても突然のボコで起こされる・・・


12時に食事休憩。

ポテトフライを卵でとじた物を購入し(2000T)バスで食べる。シンプルだが飽きの来ない食べ物で最近のお気に入りである。


その後もひたすらボコを越えつつアルーシャへ向かう。

ブルンジを越えた辺りはまだ山がちであったのに、いつの間にか平地中心、背丈の低い木々が特徴のサバンナ地帯になってきた。ときおりバオバブの木も立っており、アフリカを感じる景色である。


この辺りにはマサイ村もあり、マサイの人が通りを行きかっている。

バスが来るたびに大歓声の子供たちは可愛らしい。


タンザニアのサファリとして有名なンゴロンゴロとセレンゲティナショナルパークを通過する道も100USD払えば通れるようだが、今回は予算の都合で控える。


17時半にアルーシャ到着。


長時間移動の休憩も兼ねて25000T(1250円)とやや高いが日本では1万円ほどしそうな優雅な部屋を備え持つメルーハウスインに泊まる。

久々のホットシャワー、きれいな部屋、TVつき。

そして上品な受け答えの従業員。久々に泊まるこのクオリティのホテルである。


物価の安いところでこそ、たまには贅沢しよう。


シャワーの後、「日本食を食べることの出来るというサザンレストランへ行こうと思う」とホテルのレセプションに伝えると、「夜は危ないからタクシーで行きなさい」と言われる。

値段を聞くと5000T(250円)ほど・・・


それだけあればごはんが食べれるではないか・・・・


それにホテルで聞いた治安情報が必ずしも正しいとは限らない・・・

と若干悩んだが、まだタンザニアの治安がわからないため、保険だと思いタクシーで行く事に。


タクシーは交渉して4000T(200円)

サザンまでは2kmほど。


車内から見た風景は、危険といわれれば危険そうだし、大丈夫といえば大丈夫そうな雰囲気。

ただ、全体的に薄暗い雰囲気なので土地勘のない今日はタクシーでよかったのかも。


サザンに入ると、中にはお客さんとして日本人が2名いた。従業員はオーナーさん以外はみなタンザニア人のようだ。

カツ丼6000T(300円)と海鮮丼7000T(350円)、それにキリマンジャロビールと緑茶を注文する。


味は「タンザニアに来るまで料理なんてほとんどしていなかった」とオーナーさん(今井さん)は謙遜するのだが、十分に美味しい。ちゃんと日本の味。久々に食べて体が喜ぶ。


食べながら、店内にいた日本のお客さんと話す。

40歳前後のその人は昔、アフリカ、南米を歩いて旅していたらしく、10数年ぶりのアフリカの変わりように驚いていた。


今井さんは「日本食レストランを始めたのは自分が日本食を食べたかったから」と言うように、本業は車の卸売りの仕事をしている。

ここのお客のそうは裕福なタンザニア人か、この辺りで働いている欧米人のようで日本人はあまり来ないらしい。


だからか僕らともう1人のおじさんに「仕入れは一本80円だからこれぐらいどうということはない」とビールを2本ずつ振舞ってくれた。

ありがたや。


収入としては車の仕事の1割程度のレストランの仕事だが、人々と話すことが楽しいようだ。


話題は今井さんの次男の話。

今日本で自動車の卸の仕事を行っている次男が可愛くて仕方ない様子。

現在37歳の次男がしっかり日本での仕事を軌道に乗せるまでは頑張るつもりのようだ。

もし自動車のセールスに興味があるのであれば教えるよ、始めの2年ぐらいは我慢だけどね・・・といわれる。


日本のテレビ局が取材に来てくれた時のDVDを見せてくれた。


23時になりそろそろ帰ることに。

帰り道はやはり「タクシーで帰りなさい」といわれる。


5000T(250円)で帰る。

もう一人のおじさんは久々のアフリカのスリルを求めて歩いて帰るとのこと。

すごいなぁ。


ホテルに戻り、やや小腹がすいたのでインスタントラーメンをポリポリと食べる。

24時就寝。

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