2011年10月21日金曜日

早朝の寒さ→大自然トイレ→中国人労働者→「ぼんやり」が醍醐味


10月11日
4時起床・・・。

昨日は「おきなければ!!」という思いが強かったためか、2人とも眠りが浅く何度もおきる。それにしても4時おきとは・・・・

本日は珍しくタクシーをチャーターしてバス停に向かうことに。
「朝から30分歩くぐらいなら70B350円)ぐらい払ってしまえ!!」と言う事で。

445分に宿のレセプションに荷物を預け出発。荷物預かり料一日20Bは痛いが、少ない荷物のほうが気楽なので。

タクシーに乗ると、バス停のあるマスカルスクエアまでたったの10分。
5時にバスのゲートオープンなので少し待つ。

思った以上に朝は冷え込むようで寒い・・・。
ジャンバーを着込んでも全身が冷えてしまう。
路上生活者の人はよくこの寒さの中で眠れるものだ・・・と、思ったが、きっと眠れないから日中あたたかくなってから芝生の上で寝ているのだろう。

5時半発の予定だったが6時過ぎにようやく出発。
出発後30分ほど、僕らの座席の窓だけ閉まらず、顔面直撃の冷風にさらされて冷え切ったが、途中で閉めることができ、そこからは泥のように眠る。

8時に朝食用に蒸しパンとパックジュースが配布される。なかなか良いサービスである。蒸しパンはいままでエチオピアでは見たことなかったけどなかなか美味しかったので今度買ってみよう。

9時前にトイレ休憩。
しかしトイレ休憩と言ってもただの草むら。男性も女性もおのおの茂みに入り用を足す。
日本の長距離バスで同じことをしたら物凄いクレームがくる事だろうが慣れると汚いトイレより大自然のパノラマの中のトイレは開放的で良い。

11時過ぎに昼食休憩。
Egg firfirとマキアートを注文で25B。味も美味しかった。

途中の車窓からは緑の山々と畑、そして馬、牛、ヤギ、犬、ラクダが見える。砂漠以外にラクダがいるのは変な感じがするが、畑を歩くラクダもなかなか乙なものである。

峠道では乗り物に弱いエチオピア人が大勢ビニール袋の中に吐き、外に捨てていた。

エチオピアの道は悪いと聞いていたが、今回の道は思ったほどではない。(もちろん良くは無いが)きっとここ数年の間に中国人労働者が工事したのだろう。

話によると中国では軽い罪人などを、工夫として送り込んでいるらしい。
お金の事を考えるとコストが、あまりかからないのである意味賢いのだが、仕事のクオリティが悪く、性格上よくない人が多いためか、中国人に対する印象は良くないようだ。

バスに乗っている間は特にする事が無い。インフォメーションセンターでもらってきた英語のパンフレットがあるが、バス酔いする心配があるので読めない。

だから、寝るか、お菓子をつまむか、景色を見るか、ぼんやりするか、という選択肢になる。
寝るのが得意のアサは8割がた寝ているのだが僕は夜以外はそんなに眠くならないので大半の時間は景色を見て過ごす。(今回の道は自然や人、動物を見ていて全然飽きなかった)それでも12時間のってると数時間はぼんやりする事になる。

旅中、長距離バスはめんどくさいな、と、思う一方、何も無くぼんやり考えるこの時間がある意味では旅の醍醐味のような気もする。だから過去のこと、未来の事、現在の事をあれこれ考えながらぼんやりと過ごす。

17時ごろアラマタの町に到着。

手持ちの地図には載っていない町なので、今いったいどこにいるのかよくわからない。

到着した場所がホテルの敷地で乗客はそのホテルに泊まることになっていたようだが、手違いで部屋の空きが足りなく数名別のホテルに泊まることになってしまったようだ。(僕らは泊まれた)

部屋は90B450円)とお値打ち。

しかし明日は朝4時出発のようだ・・・・なぜそんなに早く・・・と理不尽さを感じずにはいられないが仕方ない。
どうやらメケレには朝8時に到着するらしい。

アラマタの町を散策してみたが、基本メインの大通り沿いにある小規模の宿と店のみがある町のようだ。
仕事帰りの牛達と学校帰りの若者達が通りを闊歩していた。
フルーツ屋でジュースを飲み(9B)、晩ご飯はTib Firfirとインジェラを食べる。

田舎インジュラは酸味が強烈と聞いていたがそんなこともなかった。(その代わり肉に混ざっていたグリ-ンチリは強烈な辛さだった・・・)アディスの観光客向けのインジェラの方がもちろん美味しいが。

食後、することも無いのでコーヒーを飲み、のんびりして寝る。

明日は3時半おきだ・・・・

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