2011年9月28日水曜日

韓国料理→バクシーシ→きれいなJICA→事故→親切なドライバー

9月26日

9時半に起き、一人散歩を兼ねて、ボレ地区にある韓国料理の店へ行くことに。(アサに精のつく弁当を食べさせようと)


ボレ地区へは以前も行ったが、今日もなかなかの排気ガス・・・


この排気ガスは目にしみる・・・しみるなか、細めた目で歩いていて気がついたのだが、なにやら町が賑やかだ。


みなエチオピア国旗を手に持って歩いている。


どうやら明日の祭りに向けて本日から盛り上がっているらしい。明日の祭り、見に来てみよう。


前回訪れた日本大使館も越え、ワッセワッセとさらに30分ほど歩く。


JAICAのオフィスが入ったビルがあると聞いていたので見学に行くと、さすがJAICAさん。ガラス張りのとてもきれいなビルのなかに事務所を構えているようだ。


一人の職員と思われる人が出てきたかと思ったらドライバーつきの車で出勤していった。


毎日徒歩で職場へと向かう僕とは、どえらい違いである。

門番の人に韓国料理屋の場所を聞くと「そこまでは15分ぐらい」とのことなので再び歩き始める。


歩き始めてすぐに、2人の子供づれの母親が(5歳くらいの娘と3歳ぐらいの息子)バクシーシと言ってきた。

子供らの顔を見ると、娘は路上生活者の子にありがちな濁った目をしていなかったので、頭をなで、グリグリしてみると「キャハハッハッ!!」と少女らしい笑顔をみせる。


その後バクシーシバクシーシと繰り替えす母親に対して、娘の目は変なアジア人と遊びたいという表情にすっかり変わっていた。

その後しばらくついてきたので娘とあそびながら歩く(息子はぼんやり)

お金を上げなくても、遊んで、子供らの気が少しでも晴れるならそれでよい。


その後、やや迷いながらもなんとか韓国料理屋に到着。宿から1時間半・・・なかなか遠い買出しであった。


韓国料理屋に入ると、身なりのきれいな中国人の団体、そして奥には裕福そうな日本人の団体(JAICAの人達かな?)韓国人の夫婦がいた。

エチオピア人の従業員さんに持ち帰りの注文をした後、少し話す。

彼女が言うには「日本人はとても良い人達だ。親切だし、礼儀正しい。エチオピアのアムハラ語だってすぐに話せるようになる」

「中国人や韓国人は違うの?」う~ん・・・少し違う。

「日本人のケンタローがお客に来た時なんて従業員の間で誰が接客に行くか奪い合いになるぐらいなんだから!!」と言っていた。

日本の国の税金で働いているとはいえJAICAの人達が、現地の人々に信頼されるような仕事をしていると聞きなんとなく嬉しい。

まっとうに働く人達のお陰でどこの国へ行っても日本人の評価はかなり高い。旅人である僕らがその評価を下げないように気をつけないといけないだろう。


さてチジミ、プルコギ、白米を受け取った後(予算はいつもの3倍也)温かいうちに持ち帰るため乗り合い

バスを掴まえようと試みるのだが・・・これがなかなか難しい。


雨雲が迫っているためか、ミニバスが来るとみな我先にと駆け出して場所をとるので、バスのフロントガラスに書かれているアムハラ語が読めない僕には全くなすすべなし・・・


のでミニバスに乗れなかった脱落者たちと呆然とミニバスを見送ることになる・・・そんなことを6台ほど(15分)繰り返していると・・・・


ドガガッガガドォォォォーン!!!!!!!!!!

と、突然、物凄い音をたてて、目の前でタンクローリーが、前を走っていたLEXASに追突!!追突されたLEXASはなすすべなく木の葉のようにクルクルと周り中央分離帯へ衝突・・・・

無残な姿になったLEXASのボンネットは漫画のようにパッカりと全開し、中から煙が出ている・・・・


煙・・・このまま炎上か???


・・・・って・・・後ろはタンクローリー・・・!!!!!


と一瞬焦ったのだが、さすがLEXAS、炎上することなく、運転手も大怪我は無いようで無事に降りてきた、2分ほどたった後、タンクローリーのドライバーも呆然とした表情をして降りてきた。その間に黒山のような野次馬達が駆けつけ、あ~だこ~だと騒いでいる。そして、警察の取り調べ開始・・・


他人事ながらたいへんだな・・・と感じる。

こんな事故を目の当たりにしてしまうと、先ほどまで韓国料理にいつもの3倍の値段を払い「たいへんだ~!!」と感じていた自分がとても小さく感じる。(たかだかいつもより600円高いだけなのだ。)

その後、雨が降ってくる、それも土砂降り・・・ずぶ濡れになって現場検証を行っている事故起こした人達を見て「災難だな・・・」と思ったが・・・今回の雨で災難なのは自分も一緒なのである。

一応持ってきた折り畳み傘では防ぎきれないほどのスコール。

あっという間にずぶ濡れ・・・せっかく韓国料理買ったのに・・・

やるせない気持ちの中、他に選択肢が無いので(この雨の中1時間半は歩けない)ミニバスを待ち続けていると、高級車に乗ったドライバーさんと目が合う。

すると・・・高級車が停車する・・・

おそるおそる近づくと「ここは雨をしのげるところが無いから途中まで乗っていきなさい」と神様のようなありがたい言葉。

彼はイギリス大使館のドライバーとして働いているらしく、仕事中にもかかわらず濡れ鼠のような僕を拾ってくれた。

「優しい人はどこの国にもいるもんだな」とありがたい気持ちになる。10分ほど車を走らせミニバス停留所で降ろしてくれた彼は、握手して分かれる間際に「良い一日を!!エチオピアを楽しんで!!」と言ってくれた。

こんな雨の中もなんだか温かい気持ちになりミニバスに乗る(すぐに掴まえる事が出来た)ミニバスに乗ると宿があるピアッサまであっという間。

たぶんたった8kmぐらいの距離なのだが、巡礼が終わると荷物無しでも遠く感じてしまう。今思えば巡礼中よく毎日15kg以上の荷物を背負いながら25km歩いていたもんだ。

巡礼が終わってもう2ヶ月半になるんだな。

さて無事に宿に戻りプルコギと、チジミ、白米を食べる。

・・・・うまい

やはり韓国。日本と近い国。味覚も似ている。白米だけでも美味い。やはりたまには贅沢せねば。


2人で久々に懐かしい味を満喫した後、僕はすぐさま出勤の時間。


雨もあがりよかった。


本日のマザーハウス


やんちゃ・・・あぐら、立位を姿勢を確認しながら行う。非常に落ち着いて課題に取り組む事が出来ていた。


ひざだち・・・週末挟んだのですっかり、課題を忘れているかと思ったら、先週より膝立ち、あぐら座位を安定して行うことが出来た。彼は気持ち的な部分が大きいので今日はやる気だったのかもしれない。もしくは仰向けで寝かされているよりも、自分自身で座位をとったほうが、視野が開けて楽しい事に気がついてくれたのかもしれない。

ひとり座位も5分以上座れるようになってきた。

すわる君・・・週末挟んだので、体がかたくなっている。

ので今日は体の緩め中心に20分ほど。

その後あぐらすわりをするとしっかりとゆるんだためかあぐらが非常に安定。いつもは20秒ほどで右側に崩れるのに、今日は10分ほどひとりで座ることが出来た。その後の一人座位もマットの端を掴んでではあるが10分ほど座ることが出来た。

慌てて座らせようと思うより、まずは体の緩めをじっくりすることが大切だと再確認する。(急がば回れ)

食事はやんちゃ、すわると食べる。やんちゃは水分が好きで人の分もむしりとろうとする。

赤子部屋・・・今日はえびすが少々熱っぽい どんぐりもはじめはベッドでぼんやりしており疲れているのかと思ったが途中から元気に。

腹が弱点のようでつつくとゲラゲラ

今日はパンジーが非常に泣く・・・抱っこしている時以外ずっとなく。

仕方なく彼女を抱きながらおいどん子の体の緩めや、他のこのミルクなどをするがそれが気に入らないようで泣き叫ぶ。

ワガママである。

我慢していたが、あまりにもワガママがひどいのでベッドに戻し、他の赤子の面倒をみると泣き叫ぶ。

これ以上一緒だとこちらもイライラしそうだったので今日はこれ以上関わらずに泣くに任せる(鬼になりました)

その後、他の赤子は落ち着いたものの、彼女は最後まで泣きっぱなし・・・

どうしようもないので帰る。

しかし・・こういったケースで一人の子を優先にするのか、それとも他の大勢の子を優先とするのかは非常に難しい問題である。

どちらにも良いようなアプローチがあれば言う事無いのだが今のところ良いアイデアが浮ばない。

日本のチームティーチングという奴ならもしかしたら一人が、難しさのある子と関わり、もう一人が全体に見るという形をとるのかもしれないが、残念ながら一人しかいないのである。

しかも他の赤子だって口で「ちょっと待っててね・・」といって伝わるわけでもないし・・・・難しいものである。

わかっているのは、ここでパンジーに「お前はなんてワガママな奴なんだ!!」と怒っても事態は好転しないと言う事。

しかし、怒りたくなるのも事実(にんげんだもの・・・)

まぁ良い方法を考えよう。

宿に帰った後、アサは残しておいた韓国料理を晩も食べると言うので一人で地元の安レストランへ行く。

今日はミックスグリルと生ビールを注文。

ミックスグリルは、前菜のポタージュスープとパン。そしてメインのエチオピア版ハンバーグ、レバーの串焼き、骨付き肉にポテトフライ、ケチャップライスがついて25B(125円)ととてもお値打ち。噛み応えは非常にあるが味も美味しいし、一人のときはここでよいだろう。(次の日、頬が筋肉痛になった・・・)

夜は映画「模倣犯」を観る・・・・駄作・・・。

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