9月19日
朝、空腹で目が覚める。
アサはまだ睡眠を欲しているようで、「ケーキを買ってきて・・・」との遺言を残し再び夢の中に。
ので一人で「PIZZAPIZZA」のラザニアを食べに行く事に。
エチオピアは今のところ思った以上に食が充実。
インジェラも食べたいけど、久々にイタリアンが食べられるので飽きるまでは食べたいものを食べる事に。
美味しくミートラザニアを食べ、腹12分目になった後、お土産にケーキを4つ購入し宿へ帰る。
アサはケーキ4つ食べてもまだ空腹のようで、いつものフルーツ屋へ野菜サラダを食べに行くことに。
宿の敷地を出るところで門番のおじさんが「地球の歩き方」を熱心に読んでいた。
おそらく日本人旅行者が置いていったのだと思うが、暇だからといって全く理解できない言語の本を写真だけを手がかりに一生懸命読んでいることが笑えた。
フルーツ屋でメキシコ人とアルゼンチン人のカップル(現在モザンビークで調査の仕事をしている)に出会った。
僕らがどちらの国も訪れたことをを告げるとそれぞれに「アルゼンチン(メキシコ)のスペイン語は訛ってただろ!!」と言ってきた。
確かにアルゼンチンの歌うように抑揚の大きいスペイン語と、メキシコの日本人発音でも通じるスペイン語の間にはかなりの違いを感じた。
どちらが違うともいえないが、スペイン人が標準語(東京弁)だとするとどちらも関西弁、名古屋弁のように若干訛っているのだろう。
宿に戻ると昨日到着した2人の旅人がエチオピアの治安関係で慌てていた。どうやら昨晩宿の近くで集団に囲まれお金をとられてしまった旅行者がいたらしい。
それに加えて、日本大使館では「ケニア行きの道の治安は悪く山賊、強盗が頻発してるので、そこを通るなんてとんでもない!!」と言われてしまったようだ。
なので「エチオピアに飛行機でやってきたのに、1週間ほどの滞在でまた飛行機で飛ばなければならないのかと悩んでます・・・・なにより治安が悪いと聞いて怖くて町に出れなくなってしまった・・・」と嘆いていた。
今のところ僕らはフラフラ町を歩き回ってしまっているのだが若干気をつけなければならないのかもしれない。
本日のマザーハウス
今日は月曜日で久々に障害児のリハビリ訓練がある日。
久々に訓練すると、週末で間があいたためかA君(座る練習をしているので今後、すわる君と変更)は股関節がほとんど開かず、本日は体の緩めを中心に行うことに。
すわる君は僕とのかかわりにもしっかり慣れてきたようでリラックスして訓練に励んでくれる。20分ほど体を緩めるとようやく一人で座位が取れるようになる。しかし未だに隙あらば僕の顔に「平手打ちを喰らわせてやろう!!」と狙ってくる(笑)
B君(ドキドキ君と改名)は少しリハビリに慣れてきたようだ。
本日も一人でドキドキ君がボールプールにいたところを、抱きかかえて訓練マットの上に移動してくると、不安そうな表情、そして泣きまねを始める。
ドキドキ君は脚のリハビリがとくに苦手なようなので、緊張から仰向け状態でも彼の腕は90度の角度に曲がった状態で万歳をしている。
その腕をゆっくりと伸ばしていき体幹の近くにくっつけた状態でユラユラ揺すると力が抜け笑顔も見られるようになってきた。
その流れでこっそり脚のリハビリを始めると2分ほどで気づかれる・・・もう少し時間が必要か・・・、この年齢で「訓練は怖いものだ!!」という感情を持たせたくないので焦りは禁物。
C君(のんびり君)は発作があるようで、なかなかリハビリに取り組む事ができない。体に負荷がかからないように体を撫でるなどで信頼関係を図る。彼は今後、体調管理をしてどのような原因で発作が出るのか(疲労、睡眠不足、天気など)を理解していく必要があるだろう。
本日のご飯の時間は、右脚の引き込みがあるためが崩れた姿勢にはなるがなんとか自分で歩く事ができる(やんちゃ君)と食べる。
彼は体関係よりも、知的に難しさがあるようで(実年齢7さい、精神年齢2歳児程度)今後の関わり方を検討する必要あり。
食後は食べ終わった子供の着換えを手伝うため10人ほどの子供を順番に抱っこで寝室へ連れて行く。
いつも若い女性の職員さんとおばぁちゃんの2~3人ですべてを行っているらしい。
おばあちゃんはすでに70歳を越えているように見えるのに元気に働いている。ただ、体重20kgを越える子供達の着替えは大変のようである。ので手伝う。
おそらくリハビリ以上に、現実的な身体介助のほうが不足しているのではないだろうか・・・男性がこの施設にほとんどいないようなので。
滞在中はできるだけ肉体面の仕事を率先して行うことに。
今夜は同じ宿に泊まっている日本人の旅人4人に誘われ一緒に晩ご飯を食べることに。みなの希望で今朝訪れたPIZZAPIZZAへ再び。
最近イタリアンを食べ過ぎて若干飽きてきたので、今回はインジュラを食べる。
ここのインジュラはとても食べやすく。美味しい、外国人や金持ち向けに味付けされているのだろう。しかし美味しいがどこか物足りない。
やはり酸っぱすぎるほどの酸味が良くも悪くもインジュラとしてのアイデンティティなのであろう。
特徴の無いものは万人受けするが、個性の強いもはすごい好きすごい嫌いが分かれるものだ。人も食べ物も。そして僕は個性の強いものはけっこう好き。
晩ご飯後宿に戻り映画「犯人に告ぐ」を観る。
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