9月18日
9時半起床。
昨日は12時間寝てしまった・・・
本日は宿から5分ほどの距離の宿に併設のレストランでブランチ。
僕はチキン&ライス。アサはエッグサンドウィッチを食べる。
チキン&ライスは何のことはない鳥肉入りチャーハン、アサのはサンドウィッチ自体はまずまずだったが、ケチャップが不味く残念。付け合せのポテトは美味い。
ブランチの後はTOMOKAコーヒーで癒しの時間。
宿に戻ると、同じ宿に2ヶ月ほど泊まっているという日本人に会う。僕らもここに泊まり始めて6日目なのに始めて顔をあわせた。
彼は調理グッズまで部屋に完備しており、「いつでも米を炊きたいときは使ってください」
と言ってくれた。
ありがたい、外食に飽きたら是非お世話になりたいものである。
本日も13時ごろからスコール・・・だけど30分ほどで雨が上がった。
ジトジトと日本の雨のようにしつこくないのが有難い。
「もしかすると雨の降り方は国民性に影響するのかもしれないな」となんとなく思う。
さて、本日も14時過ぎに宿を出発し歩いてマザーハウスへ向かう。本日は少し歩く道を変えてみる。道を変えたことにより5分ほどのショートカットに成功。
本日は日曜日のため人通りが多い。みなどこかウキウキしているように感じる。
僕らから見ると、毎日カフェでぐうたらしているように見えるエチオピア人もやはり日曜日は嬉しいようである。
15時前にマザーハウスに到着。すでに近所の人も僕らの顔を認知したようで「サラーム!!」と挨拶してくれる。敷地に入るとちびっ子たちが争うように僕らのもとにやってくる。
見ず知らずの外国人にこんなに早くなじむなんて子供の適応力と好奇心は尊敬に値する。
本日も赤子部屋で子守です。
僕らが到着すると職員さんは速やかに掃除と洗濯をするべく部屋を出て行く。
まずはぐずっている赤子たちを2人ずつ抱っこし、落ち着かせる。
彼らもすっかり僕らの顔を覚えたようで、ニコニコ笑顔を振りまいてくれる。
さて、赤子に対する僕らのちょっとした目標
1 1ヶ月前に親から捨てられてしまったaちゃんが、抱っこ以外の時間でも楽しく過ごせる工夫を考える。
2 障害を抱えるb君の状態確認と体ほぐし
3 その他の子、全員にもいつもと違う事を体験させ楽しませ、その中で成長させていく。
さて目標1だが、何はともあれ十分に抱っこしてあげる。他の子よりも抱っこ時間が長くなるのが差別と言えば差別なのだが、緊急性の高さという点で、他の子には少し理解してもらおう。(と、いっても赤子には無理か・・・)
aちゃんを十分に抱っこした後、赤子の中で一番大きいcくんと2番目に大きいdちゃんと一緒に窓際の棚に座らせ(赤子の中でこの3人は一人座りができる)外で遊んでいるお兄ちゃんたちの様子を眺めさせる。
すると、外の世界に興味が出たのか、aちゃんも抱っこ無しでしばらく座っていることが出来た。
その間、おそらく脳性まひを持っているbくんと遊ぶ、bくんの目ははっきりとは見えていないようだが、キラキラ光ったり、コンストラスト色の強いおもちゃは追視することができるようだ。音に対しての反応はやや鈍いが、口笛などの高い音は何となく聞えるようである。
体に対しての刺激は、始めは触られる事に不安を感じ、全身を硬直させていたが、手のひら全体で柔らかく触れると若干心地よさそうな表情を見せた。
しかし、両腕、両脚とも引き込もうとする力が強いようで、今後の事を考えるとしっかりとリハビリの時間を作った方が良いだろう。当面、毎日少しの時間でも体緩めの時間をもつことに。
さて、12人の赤子の中で常に抱っこをせがんでぐずるのはaちゃん、cくん、dちゃん。身体面に問題があるのがbくんとおそらくeくん(医者かシスターに確認が必要だが、たぶんすでに発作関係の投薬があるのだろうと思われる)その他7人の子は今のところ穏やか。
考え方によれば、体も年齢も少し大きいaちゃんcくんdちゃんは自我が芽生え始めているのだろう。この時期にはできるだけ自我の求めるものを与えてあげたいところだ。
aちゃんは外を見る以外にもキラキラ光る発色系の長いリボンを好むようで短時間であればテープに興味を持ち一人遊びができるようだ。
cくんは抱っこをせがんで泣くが、状況を少し理解できるようで、他の子供が泣いていると「自分は我慢せねば・・・」と考える事ができるようである。
Dちゃんはまだそこまでは至らず、抱っこ状態からベッドに降ろされそうになると泣く・・・のでおもちゃで気をそらしながら恐る恐るベッドに降ろす。
彼らが落ち着いている時に、おとなしい子たちにも窓から外の世界を見せたり、赤子どうしの関わりを持たせる(今のところ赤子どうしは極めて無関心)
その後、本日もa、c、dちゃんに離乳食を与え、その他の子には哺乳瓶でミルクを与える。
こうしてあっという間に本日の仕事時間終了。
本日後半にはaちゃんが抱っこではなく、近くにいるだけで泣かなくなったのが収穫。おそらく「近くにいてくれる」という安心感が芽生えたのだろう。
そのかわりdちゃんはおもちゃでは誤魔化されなくなり泣きじゃくっていたが・・・(寝ぐずりで)
帰り際にシスターが「あなた達が非常に良くしてくれ、aちゃんが最近とてもよい表情をしています。aちゃんを日本に連れて行ってください(笑)」と言ってきた。
その冗談もなんだか嬉しい。
帰りにpizza cornerでサーディンピザを食べる。久々に魚の味がして美味しかった。ここは今後のローテーションに入りうる。
帰る途中にスコールが・・・・軒下で雨宿り。エチオピア人もみな雨宿り。
雨が止んだので宿に帰りのんびり。
夜は映画「かもめ食堂」を観る。美味しそう。
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