2011年9月27日火曜日

何者にもなっていないエネルギー→雨のエチオピア→アフリカは貧しいか?不幸か?→内に秘める暴力性


9月24日

9時起床


朝食用に、宿付近のいつものスイーツやでシュークリームとケーキを買う。土曜日のためか店は長蛇の列。みな我先にとレジの前にお金を差し出す。

そしてホクホク顔で20個ほどのケーキを持ち帰っていく。エチオピア人は甘いものが好きなようだ。


アサはまだいまいち調子が出ないようで朝からベッドの上で読書しながら休憩。


晴れていたので今日は一人で、マルカート地区へ散歩に出かけることに。ここはアフリカ最大級の市場と言われる場所。歩いて30分ほどでたどりついたマルカートには思ったような素敵な市場は無かったものの、人々の活気が満ち溢れていた。

昔のカオサン、香港、インドなどに充満していたエネルギーなのだろう。

まだ何者にもなっていないエネルギー。


散歩した後はTOMOKAでコーヒーを飲み、帰る。


今日はのんびり。

大雨が降ってきたので本日はマザーハウスへ行くのをやめることに。

土曜日でリハビリも無いことなので一日オフです。


14時ごろから小雨になってきた。


アサはまだ読書中なので、たまには小雨の中の散歩に出かける事に。

この近所で歩いた事の無い道を散策してみる。


雨の中合羽も着ずに足場の悪い中、溶接の仕事をしている人々。


雨が降っている事に気がつかないほど熱心にサッカーをしている人々。


住む家が無いため、ただジット雨が通り過ぎるのを待ち続ける路上生活者の人々。


綺麗な身なりで優雅にタクシーに乗りこむ女性。


さまざまな人々がこの国にいるんだな。

「アフリカは貧しい」

判を押したように繰り返されるこの言葉。たしかに金銭的に言えば、貧しい人の比率は高いのかもしれない、ただ、「アフリカは不幸か?」と聞かれたら不幸の人の割合なんて日本やヨーロッパの人と対して変わらない、もしくはアフリカ人のほうが不幸に感じていないのかもしれない。

物は無いのに不幸に感じない彼らはきと「貧しくても気持ちが豊か」なのである。

これはこの国の人の強みなのだろう。


その後バス停まで歩いていきナザレット行きのバスの出発時間や値段をチェック。その際、知的障害者を演技して僕に抱きついてこようとする男がいた。

演技なのが見え見えだったので(友好のフリをして抱きついてきて、財布を掠め取るスリがけっこういるようだ)、彼の胸ぐらを掴むと、慌てて他の人が間に入ってきた。僕が彼を殴るように見えたのかもしれない。

僕は乱暴者ではない、だけどたまにはトラブルに巻き込まれたい、というある種の衝動性、暴力性がまだ、心の中にひっそりと潜んでいるのかもしれない。(特にアサがいないことだし)

まぁ男の子はいくつになってもそんなものなのかもしれない。


夜はアサのリクエストでPIZZAPIZZAのラザニアを食べに行く。


帰って映画「重力ピエロ」を観て日記を書いて寝る。

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