2011年9月12日月曜日

嘆きの壁の前でドンちゃん騒ぎのアーミーたち→壁内部で激しく祈る信者達→再会を願う僕ら


9月9日


今日は朝からイスラエルでやり残した観光と細々とした仕事を終わらせる。


まずは郵便局で葉書を出し、訪れた国で集めているマグネット購入、そして両替。


さて、やらなければいけないことが終わり、ファラフェルを食べ、カフェでコーヒーシェイクを飲む。

そして観光。聖墳墓教会にてキリストが亡くなった場所を訪れる。ここは前回訪れた際にあまりの人の多さに後回しした場所。だけどやっぱり見ておいたほうがいいかなと。


そしていったんイブラヒムハウスへ戻る。いつもは町からイブラヒムハウスのあるオリーブマウンテンに戻る際は75番のバスを使って戻るのだが今日は散歩も兼ねて歩きながら戻る事に。


たどり着いた後は疲れ果てて昼寝。2時間ほど眠ったあと再び始動。


金曜の夜は嘆きの壁に多くの敬虔なユダヤ教信者が集まり、その人々の姿は一見の価値ありと聞いていたので。

再びオリーブ山を歩いて下り嘆きの壁に到着。


・・・・・凄い人。想像以上。平日の昼に訪れた時には壁の周りに30人程度だったのが、今夜は1000人以上。なぜかアーミーの人たちも壁の周りに集まってドンちゃん騒ぎ。若者らしく30人ほどが円陣を組み声高々に歌い上げながら楽しそうに踊っている。

なんだか厳かな感じとは程遠いが楽しそうで良いな。

彼らを横目で見ながら前回も訪れた、男性用の祈りの場所へ行ってみると・・・



いた!!本物たちが・・・。



いつもはムッツリと気難しそうな表情で聖書片手に町を歩いているユダヤ教信者の人々が、今夜は悪い悪霊に集団でとりつかれてしまったかのように、叫び、悶えながら聖書を熱く読みあげている。その熱気とパワーに少しドキドキ。

もしかしたら少し感動さえしていたのかもしれない。


どう例えたらいいのだろう・・・・


普段は暗い表情で何を考えているかわからない将棋の羽生名人がカラオケBOXで熱唱しながら踊り狂っている姿を見てしまったときのような、鮮烈さ・・・・君達そんなことが出来たんだね!!・・・と。


いままで暗い人だと思っててごめんね。


ハウスに戻り、ホネストが作ってくれていたパスタとサフランライスを食べる。


パクに明後日出発を告げると、とても寂しそうだった。


「またどこかであえるよね」


としんみり言われた・・・・。

わからないけど、お互い望んでいればきっとまた会えるだろう。


世界は子供の時に思っていたよりずっと小さいのだから。

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