2011年8月30日火曜日

断食生活27日目→死海→久々に体内水分枯渇


8月27日
本日は休養日。
朝はゆっくり目覚め、今日はのんびりしてやろう!!・・・と、していたところ午前10時にポーランド人のシルビアが「今日死海に行きたいのだけど・・・」と、声をかけてきた。

気持ちはのんびりモードでだったが、これも何かの縁なので一緒に行く事に。

片道1時間、往復で1人8D(880円)もし4人集まれば一人6Dらしい。自力でバスなら往復4D程度???

死海にはツーリスト用の15Dビーチと、ローカル用の10Dビーチがあるのだが、シルビアの希望で10Dの方へ。違いはプールがあるかないかだそうだ。

子供の頃、死海に浮かびながら新聞を読んでいる写真を見て、心惹かれた場所。とうとうこの場所へもやってくる事ができたんだ・・・と若干の感慨を伴いつつ、いざ死海に入水!!
一歩ずつ入ってみると・・・あれっ???普通歩くことが出来る・・・全然浮く気がしないぞ???
そのまま腰まで死海に入ったのだが、現時点では普通の海とあまり変わりない・・・・
いぶかしく思いながらも思い切って死海に仰向けで寝そべってみると・・・
・・・浮いた!!!
腰、いや尻を支点にしてゆっくりと足が持ち上がってくる。上半身も沈む事なく無重力状態のよう。沈もうと思っても沈む事も出来ない。お風呂につけたキューピー人形を想像してもらうとわかりやすい。
何だか楽しくなって空を見上げながらしばし浮き続ける。プカプカ浮かび続けるのは気持ちいいものだな。
浮き続ける事30分・・・大切な部分の下にある袋がヒリヒリ痛んできた・・・薄めた硫酸でゆっくり溶かされているような感じがする。
場所が場所だけに危険を感じ、時折シャワーで塩を流しながら楽しむことに。
プカプカ浮く事を楽しんだ後は、アサの楽しみ泥パック。
はて、どこで泥を集めたらよいのだろう???と悩んでいたらシルビアが地元の人に場所を聞いてくれた。
教えられた岩場の下の穴に手を突っ込むと、水でゆるめた紙粘土のような感触の泥を発見。みんなで手分けして採掘し、泥パック開始。
日本で泥パックをしたら高価なのだろうが、ここでは無料。どうやら15Dのツーリストビーチは泥パックをするのにお金がかかるようだ。
それにしても死海は楽しい。
体中に泥を塗りたくりしばしアザラシのように日光浴。
10分ほど体に成分を染み込ませた後、再び死海にプカプカ浮きつつ体の泥を落とす。
そしてシャワーを浴び、泥パック1セット終了。
これを2度繰り返す。
なんとなく肌がしっとりして来た気がする。といっても30代の肌が赤子のようになるわけでもないが・・・

遊び続ける事3時間・・・・・・楽しい時間の反動は突然やって来た。
喉が渇いた・・・・
死海の塩成分のためか、強烈な日光のためかはわからないが、体中の水分が砂漠の中の井戸の如く枯渇してしまった・・・・
ラマダン終盤の最後の試練か・・・
帰り道は渋滞が凄い・・・朦朧とする思考の中で、ぼんやりと東京以上とも感じられる渋滞を眺める。(バンコク同様この国でもタクシードライバーにはなりたくないな・・・)
17時前に宿に戻る。
喉が渇いた・・・喉が渇いた・・・喉が渇いた・・・

いや、喉が渇いたといったレベルではなく、体が緊急に水分を欲している。


ぼんやりしていると水分の事ばかり考えてしまうので、スペイン人の女の子とイスラエルについて話す。久々にスペイン語で会話をすると頭を使う反面、他の事を考える余裕が無くなり、おかげで無事にラマダン終了時間まで耐える事が出来た。

19時20分ようやく水分補給。
哺乳瓶を吸う赤子の如くグビグビとペットボトルから勢いよく水を飲むと、待っていましたとばかりに体中から汗が噴出してくる。水を飲む前には暑さを全く感じていなかったのに、急に暑く滝のような汗をかく・・・体を冷やしたいけど、水分が無かったため脳が体が冷やすのを放棄し、暑い事すら諦めていたようだ。
夜は宿のそばのハンバーガー屋で質素に食べる。
明日はいよいよイスラエルだ。

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