2011年8月2日火曜日

断食生活0~1日目→食べられないと思う事→日本大使館


7月31日の深夜→8月1日

22時30分にコシャリを買いに行く。大を頼んだら特大になっていた・・・

3分の1を食べ、読書。日をまたぎ1時にさらに3分の1を食べる。

もったいないから全部食べようかと思ったのだが、お腹がはちきれそうなので残す事に。

なんだか食べ物を無駄にすると申し訳ない気分になる。

2時に最後の水分として、リンゴジュース、チョコレートドリンク、そして水を飲む。

これで1日分はしのげるだろうか・・・不安を感じつつも就寝。

3時ごろに大きなアザーンの音で目が覚める。もしかしたらこの時間に皆おき朝ごはんを食べるのかもしれない。今日乗り切ったら明日からそうしてみよう。

8月1日

朝はゆっくり眠る事で断食時間を減らそうともくろんでいたのだが、8時半にパッチリと目が覚める。

いよいよ断食スタートだ。

喉も渇いていないし、お腹もすいていないはずなのに「食べてはいけません!!」といわれると逆に食べたくなってしまうのが人の性・・・。

それを押し殺す。

9時過ぎアサが「一人でご飯食べるの寂しいやん・・・」と言うのでアサが食べている横で読書。

その後洗濯をする。いまのところいつもどおりのペースで問題ない。

さて何時ぐらいから辛くなってくるのだろうか・・・・。食べれない事よりも「食べれない」と思ってしまうことが問題である。

その昔「ダイジマンブラザーズ」が歌った「そこにあなたがいないのが哀しいんじゃなくて、そこにあなたがいないと思う事が哀しい」そういった心境です・・・。

11時、アサのパスポートの増刷しに日本大使館へ地下鉄で向かう。

地下鉄の車窓から、車椅子の子供ををつれたお父さんとお兄ちゃんが歩道橋の手前で困っている様子が見えた。「大丈夫かな?」と、思う間もなく、次に来た若い男性がさも当たり前のように車椅子の片側を持ち手伝っていた。なんだか素敵な光景だな。

日本だったらみんな気にはなっているはずなのに、何となく恥ずかしいから見て見ぬフリをすることが多いように感じる。それは日本人が病的なまでに周囲の目を気にしすぎるらなのであろう・・・。当たり前のことを当たり前にすることができる。そんなシンプルな生活ができたらいいな。

さて大使館内はクーラーもしっかりと効き、日本の新聞まである素敵な場所。ジャパンクオリティですな。こ

パスポートの増刷代は155Eポンド(2000円)。なかなか高い・・・。

ラマダン中は大使館の開館時間も短くなっているようである。若干腑に落ちない点もあるのだが、「国民の税金を返せ~!!」などと叫ぶ気も無いのでおとなしく帰る。その国に住んだらその国のやり方と言うものがあるのでしょう。

ラマダン中なのでほとんどのレストランは閉まっているがたまにCAFEなどが開いている。エジプトでも何割かの人は断食をしないのかもしれない。だけど道端で食べたり飲んだりしている人は一人も見かけない。

14時に宿に帰ってくる。暑かったため喉が渇く・・・・これが第一関門だろうか・・・なんだか頭がぼんやり・・・いつもなら冷たいスプライトでも飲むはずだが、部屋で横になって休憩するぐらいしか対処方法がない・・・ので日記を書いている。おそらくアサはテラスで昼ごはんを食べながらゴクゴクとジュースを飲んでいる。

実際断食をしてみて思ったのだが、断食をしている間けっこう暇である。

動きたいけど動くだけの体力が無い、エジプト人に聞いてもラマダンが始まってから3日間ぐらいは体が慣れていないから外出しない方がいいらしい。

ということでラマダン中は会社や役所での能率はぐんと下がるそうである。「いったいラマダンの意味って・・・」と当然の疑問が湧いてくるのだが、まぁそれもラマダンが終わった頃にはわかるであろう。

まぁ僕がラマダンをコンプリートできたらの話ではあるのだが・・・。

17時ごろから仮眠する。

19時半起床。

「・・・・・・・・!?!?!?!?本日のラマダン終わっとるやんけ!!!!」

・・・・・・まぁいいか・・・いや、いいのか???初日の「やっと終わった~!!」という感動を味わう事が出来ないままラマダン1日目無事終了。

夜はGADという名前のファミレス風の店で食べることに。

「これだけ食べたり飲んだりしていなければさぞかし美味しいだろう」と思っていたのだが、どうやら本日全く食べもの、飲み物を与えてもらえなかった僕の胃が「もうそっちがその気ならわしは知らんけんね!!」と不貞腐れているようで食欲が湧かない・・・。

しかし、とりあえず食べないことには体が持たないのでおじいちゃんのように一口ずつゆっくりと食べる。

食後、夜市でナツメヤシを大量購入する。本日から夜食は栄養価の高い(そして値段の安い)ナツメヤシを食べて乗り切ることに。

夜は宿のオーナーさんの弟???君(エジプト人だけど日本語上手)とあれこれ話す。

断食をしていないアサは「なんで旦那さんひとりにさせてるの~!!」とゴリゴリ突っ込まれていた。

それに対するアサの返答は「なんか不規則な食事で逆に太りそうだから」だそうです。

いつもは感覚的・感情的なアサも、こういった時は非常に論理的です。

イスラム教の人でも、歳をとった人、妊婦、子供、病気の人は断食を免除されているようである。

それ以外は義務なのだけど、「悪い人は影でこっそり食べている」とのことだ。

この時期、日中に食べていると怠け者を通り越して「悪い人」になってしまうようである。

2時にナツメヤシを食べ3時に就寝。

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