2011年8月22日月曜日

断食生活20日目→感受性磨耗→魚の恋愛事情とは


8月20日
今日も朝からひと泳ぎ。
「ダハブの町は自分たちが期待していたものではなかった・・・・」と、昨日の日記で書いたが、快適な部屋に泊まりながら毎日プール感覚で海に泳ぎに行く事が出来る生活というものは、それだけで十分に幸せな生活なのだろう。
旅を続けるうちに僕らの感受性はブレーキパッドのように磨耗していっているのかもしれない、それはきっと哀しい事なのだろう。
もし、このまま磨り減り続けるのであればきっと日本に帰る日が近づいているということであろう。
個人的には早く”THE AFRICA”の国(エジプト、モロッコ、南アフリカ以外)に行きたくなってきている。(ようやくアフリカの気分が高まってきたということだろうか)
昼からもアサとシュノーケリング。
1時間ほど魚探しをしていると、50cmほどの大きさでブリブリと一生懸命泳いでいる銀色の魚を見つけた。
全身をくねらせながら泳ぐ姿はとてもチャーミングである。
「毎日餌だけを求めるだけの生活の中に彼らはどんな楽しみを見出しているのだろうか?」など考えながらぼんやり眺めていたが、僕らの生活もあまり彼らと大差ないのかもしれない。
生まれ、育てられ、食べるために働き、恋をし、子供を作り、育て、次の世代へバトンタッチする。
魚たちも一緒なのであろう。
違いは彼らにとっての仕事がいまだに狩猟であるということぐらいであろうか。
彼らの恋愛に対する思考はどのようなものなのだろう??
人間同様に綺麗な珊瑚をみながらロマンティクな散歩をし、交尾のタイミングを探っているのか、それとも全く交尾の理由など考えておらず「なぜ交尾したのですか」と質問されたら「そこにメスがいたからだ」と雄々しく答えるのかもしれない。(たぶんこっちだろう)
泳ぐ能力と引き換えに陸にあがり文明を起こした人間と、今なお海で泳ぎ続けている魚たち。偉大な冒険家であった一匹の生命体が陸にあがらなかったら僕たちは未だに海の中で漂っていたのだろうか。
そんなことを考えるのはなんだか楽しい。
夕方「earth」の映画を見てる途中で夢の世界へ。
ここのところ毎日、海と夢の世界とを入ったり来たりしている気がする。
夜は中華料理を食べながら今後の予定を検討する。
ヨルダンかイスラエルか・・・
ダハブ5日目にして心ときめくレストランが無くなってきた・・・。
そろそろダハブ出発時期か。

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