8月13日
8時起床。
本日はカルナック神殿へ。
ローカルミニバスへ行き先を告げると「カルナックまでは5E(63円)だぞ!!」
と言われる・・・・この町ではミニバスですらいちいちぼってくるのが面倒である。
「0・5E(6・3円)なのは知っているのだぞ!!」と正規料金を主張すると「それでは乗せられないなぁ」と言ってくる。
面倒なので他のミニバスにあたり、何台か後のミニバスで無事到着・・・・のはずが行き先が上手く伝わっていなかったようで500mほど行き過ぎる・・・
どうやら単にカルナックと言ってしまったため、神殿ではなく町まで連れて行かれてしまったようである。なかなか難しいものですなぁ・・・
15分かけて神殿まで戻る。今日も暑そうである。
カルナック神殿には観光客がいっぱい・・・・どうやら先日訪れた、アブシンベルや王家の谷よりも人気のようである。これは期待できる。
いつものごとく付きまとうガイド候補、お土産売りをふりきりいざカルナック神殿へ。
また、どうせ遺跡でしょ・・・・と投げやりになりそうな気持ちをギュギュッと押し込み「今日こそはぼんやりせずに1日を乗り切ろう!!」と鼻息荒く訪れたのだが・・・・・
ここは・・・・違った。
今までの飽き飽きした遺跡たちと違う。
ここカルナック神殿はスケールのでかさと巧みな技術を併せ持っていたのだ。
最近僕が高く評価した「圧倒的な存在感とでかさを併せ持つアブシンベル」が赤木剛憲だとしたら、ここカルナックは「でかくて上手い」河田(兄)のである。
・・・ということはピラミッドは魚住か。スーパーエース仙道(スフィンクス)がいなければ、「あいつはただでかいだけ」と陰口をたたかれるところだろう。
わかりずらいかもしれないがそういうことなのである。
カルナック神殿ではひとつひとつの巨大な柱に精巧な装飾がされている。
いったいこの巨大な神殿をクレーン車などの現代機器のない時代にどうやって作り上げたのだろうか???
この神殿を作り上げる事に比べたら「モアイ」を作る事ぐらいミステリーでも何でもない!!とすら感じてしまう。
ので、本日の2時間半ほどの遺跡見学は途中でアサと小競り合いを起こすことなく平和に終了。
途中熱中症で倒れているツアー参加者の女性がいた。この暑さをなめると大変な事になるようである・・・。気をつけて断食しよう。
12時に神殿を後にしてバス会社へ行き、明日のダハブ行きチケットを購入する。今回も17時間移動のようである・・・・(たぶんもっとかかる・・・)
しかし久々のビーチリゾートは楽しみである。ラマダン中で夜も含め酒を飲めないのがネックであるが・・・(日中の断食以外に1ヶ月の禁酒もしているのである・・・・)
14時宿に戻りしばし昼寝。
16時に起床し、2人で「水曜どうでしょうコスタリカ編」を鑑賞する。僕らと同じサン・ヘラルド・デ・ドータという場所でケツァールを探していた映像だったので非常に懐かしかった。いやぁケツァールは素敵だった。僕らの中の鳥類部門ではダントツの第一位に君臨している。
ケツァールを見ている間にあっという間に18時半に。
本日は昨日の苦しみを経験したあとだったからか非常に楽であった。
晩ご飯は、マクドナルドへ行きマックアラビアータというご当地メニューと、ダブルフィレオフィッシュバーガーを食べる事に。
どちらも初体験だが「う・・・うん・・まぁ・・・別に・・・」という程度。美味しいけどBIGマックなど標準的なものがやはり美味しい。
そうそう、マクドナルドの味が日本やヨーロッパと若干違うと思っていたのだけど、たぶんイスラム圏だから豚肉が入っていないからなのでしょうね。
お菓子屋でクッキーを購入し宿へ戻る。
23時にピザ屋へ行きパスタを食べる。町には遅い時間にも関わらずこの時間、物凄い人の数が溢れている。
ラマダン中、日中は人の姿を見ないからみんなダレているなぁ・・・と勘違いしてしまうが実はそうではなく国家規模で生活リズムが乱れているだけなのである。
だから毎日18時半のご飯を食べてから腹の満たされた人々が思い出したかのように工事を始めたりワイワイお茶会をし始めたりする。
またラマダン期間中は皆18時半ピッタリにご飯を食べるため、家族揃って、親族揃って食事をするために集まるようである。
核家族化が進む日本においても、こうやってみんな揃って食事をする機会を設置する事はよいことなのかもしれない。
2時就寝。近所のちびっ子も平気で午前3時ぐらいまで遊びまわっているのがすさまじい。
おっさんたちはいささか疲れたので寝る。
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