8月8日
夜行バスでぼんやりしながらエジプト人の客引きたちについて考えていた。
エジプトに来る前に多くの旅人達から「エジプトの客引きは糞だ!!インドより腹立たしい!!」と聞いていたのだが、実際には思ったより腹が立つことはなかった。一度10歳児の小僧馬車乗りに「FUCK YOU!!」と言われ10歳児相手に大人気なく言い返したぐらい。まぁラマダン中でお互いにカッカする余裕がないだけかもしれないけど。
それでは客引きたちについて一体何を考えていたのかというと。ずばり彼らの「ギャグのセンス」についてである。
お土産屋街を歩いていると必ず道のどこかから彼らの声がとんでくる。
客A「ニホンジーン、みるだけ~、ビンボープライス、ヤマモトヤマー」
客B「ハロー、ゲッツ、ジャパニーズヤクザ、ヤマモートヤーマー」
客C「ウェルカムトゥエジプトー、ワカチコワカチコ、ヤマモトヤマー、クレオパートラ」
客D「ソンナ~ノカンケーネー、ヤクザのオヤブン、ビンボー、ヤマモートーヤーマー」
客E「ミヤサコデス、ナカーター、ナカムーラー、ホンーダー、ヤマモトヤーマー」
・・・・・・何故にヤマモトヤマが鉄板ではいってるんだ???
山本山にはエジプトお笑い界においてヘビーローテーション入りするだけのポテンシャルがあるというのか???
他のギャグはだいたい3年遅れぐらいで日本から輸入されているのに比べ、山本山はおそらく20年ほど前のものだし、はっきりいってギャグですらない・・・(海苔のCMではある)いったい誰が何のためにエジプト人に山本山を熱心に布教したのであろう???どうでも良いけど少し気になったことである。
10時前にアスワン到着。結局17時間かかったようだ・・・
町の外れに停車したので市内に行く乗り合いバスに乗り継ぎ(タクシーの良い値は45E→結局ローカルバスに乗り一人0.5E。値段は吹っかけてくるようである・・・)10分ほどで町の中心に到着。
宿を決め、明日早朝のアブシンベル行きのバスを予約した後のんびり過ごす。やはりアスワンは暑い・・・。
暑すぎて観光客がほとんどいないためアサが行きたがっていた音と光のショーは現在行われていないらしい。
18時までのんびりと過ごし、18時半に晩ご飯を食べに行く。
どうやら南に位置するアスワンは日の入りがカイロより15分早いようで、そのため断食終了時刻も若干早いようである。これはありがたい。
本日は宿の近くの定食屋へ行く。エジプト風サラダ、レンズ豆のスープ、野菜のトマト煮、アラビアパン、鳥の丸焼き(2人で1匹)、そば飯で15E(200円)。
とってもお値打ちで味も良い。腹がはちきれそうなほどモリモリと食べる事が出来た。
食後はナイル川沿いのマクドナルドでCAFEをする。エジプトではファーストフードの店が中級レストラン的な地位を占めているためか、素晴らしいロケーションに建つ店が多い。
やはりリラックスしたい時には安心できる味、清潔な店内を選んでしまいます。
さて明日は午前3時起きでアブシンベル行きです。
いつもなら寝る時間に起きなければいけない・・・そして灼熱のアブシンベル・・・断食しながらで大丈夫だろうか・・・不安を感じつつ0時就寝。
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