2011年8月9日火曜日

断食生活7日目→郵便局→エチオピアビザ→アスワンへ


8月7日

10時起床。本日の予定はほぼ業務手続と移動です。

まずは郵便局へ行き、先日ロストバゲッジした際の保障関係書類をスペイン宛に送付するための切手の値段を郵便局員さんに聞いてみた。

「アッサラーム・アレイクム(こんにちは)」

「ワ・アレイクムッサラーム(こんにちは)」

「あなたは英語が話せますか?」

NO PROBLEM

「スペインに送りたいんだけど切手代これでいいの???」

NO PROBLEM

「日本宛てじゃないよスペイン宛てだよ」

NO PROBLEM

「何日ぐらいで届くの???」

NO PROBLEM

「いやいやいや・・・まぁいいや・・ビカーム?(アラビア語でいくらですか?の意味)」

「ハムサ(5)ポンド・・・」

「・・・・あなた実はさっきからアラビア語しかわかってないっしょ!!」とたまらず聞くと・・・・

English NO PROBLEM!!」

と答える。うむむ・・・わかっているのか???どうなんだ???

一抹の不安を感じつつも彼女を信頼してみる事に。

無事に保険金が下りるかよりも、無事に書類がスペインに届くのかが不安である。

昼からは申請していたエチオピアビザを受給するためエチオピア大使館へ。こちらの手続きは実にスムーズ。

無事に有効期間3ヶ月のビザ取得・・・・・う~む・・・自分達で申請したとはいえ3ヶ月間のエチオピアビザってなんだか重たいなぁ・・・。無事楽しめると良いけど。

エチオピアにまつわる噂は「トラックの荷台にて移動しなければならない」「主食の味が雑巾風味」というもの・・・はたしてどんな国なのだろうか。

さてビザも取れたのでエジプト観光に戻ります。アブシンベルという遺跡(?)を見るためアスワンという町までの鉄道チケットを買いに行ったのだがまさかの売り切れ・・・しかたなくバスチケットを購入しバスで行く事に。たまには電車に乗ってみたかったんだけどな。

バスの発車は17時なのでシャワーを浴びてからバスターミナルへ向けて出発。断食時間の空けていないタイミングでの荷物を持っての移動はなかなか堪えます・・・

アスワン行きのバスはやや狭いのと冷房がきつすぎるという難点はあるもののまずまず。

バスが出発し始めて1時間45分経過。ラジオから流れてきたラマダン終了の合図(18時45分のアザーン)と共にバスを路肩に停車し晩ご飯を食べ始める一同。

なんだか面白い光景である。

いやぁそれにしても水が美味い。

「断食中何が欲しいか?」と聞かれたら、もう間違えなく「水」と答えます。


23時にコフタ定食(細長いひき肉ハンバーグ)を食べる。久々にボリューミィであった。

あとは寝たり起きたり。

夜行バスの中で、この暑さの中1ヶ月も断食を続ける事ができる忍耐力がエジプト人に備わっているのであれば、一度お試しで「この一ヶ月はサボらずに一生懸命働きましょう!!」という期間を作ってみたらもっと経済成長するのではないのだろうか・・・と考えてしまった。

しかし、このように論理的、生産的な考えばかりしてしまうのは僕の短所である気がする(もちろん長所にもなりうるのだが)。たぶん非生産的に見える物事の中にこそ人間味というやつが存在しているのだろう。(寅さんのように)

でもあまりにも生産性を無視して本能のままにサボりすぎているとワイルドアニマルになってしまうので要注意。

生産性(ロボット)⇔バランス型(人間)⇔非生産性(野生動物)

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