2011年7月4日月曜日

フランス→スペイン巡礼徒歩旅行67日目


6月28日(火)巡礼67日目 21km
巡礼が終了したにも関わらず、相変わらず6時半に起床。
サンティアゴ・デ・コンポステーラから歩いて4日のところにフィステーラ(世界の終わり)
と呼ばれる場所があるようなのでそこまで歩いていくことに。
キッチンで朝ごはんを食べてから7時45分に出発。
今日はひさびさに雨が降っている。雨といっても霧雨程度なので合羽は羽織らず出発。
今までの巡礼と同じようにイエローアロー(黄色い矢印)を辿りながら歩いていく。
本日からは簡易マップみたいなものすら無いので、分かっていることは22kmか36km歩いたらアルベルケがあるということぐらい・・・まぁとりあえず西に向けて歩いていけば間違いないのであろう。
歩き始め30分は街の中を歩かされていたものの次第に森の中、山の中へ・・・・そしてさらに山の中・・?山の中???・・・・海へ行くのになぜまだ山を上らなければならないのだ・・・・道はあっているのだろうか・・・と半信半疑になりつつもひたすら山を上っていく。途中、矢印があるのでおそらくあっているのだろう。何より自分の影に向かって歩いているから西なのは間違いないのだろう。
巡礼中、午前中はひたすら自分の影に向かって歩く、そして午後になるに従い影が自分の真下、そして後ろへと。
こんなに長い時間自分の影を眺めた経験は今までの人生で始めてである。
今日からはのんびりとと気を緩めていただけに予定外の山道の上り下りは体にこたえるがあと4日のことである。
しかし、困るのがCAFEの少なさ。今日からはゆったり休憩しながら歩こうと決めていたのに、休憩場所がないため今まで以上にガチンコで歩かされている・・・どうやら、今までの巡礼の道と比べマイナーで巡礼者が少ないためCAFEを経営するメリットがこの道にはないようである。
出発後1時間半ほど歩くと山の中腹より遠くにコンポステーラの姿が見える。なんだか良い風景でこれだけでも歩いてきたかいがある。
更にひたすら山道を歩く、途中ハンナ、ダニー、クリスティーナに出会う。この道を歩く奇特な巡礼者のほとんどは顔見知りである。類は友を呼ぶ・・・。
途中の町で虹を見る。霧雨も悪くない。
歩き始めてそろそろ20km・・・休憩したいもののやはりCAFEがない。22kmの公営アルベルケがもし満員だったら36kmの場所まで歩かなければならない・・・・そんなことを考えながら歩いていたら予想外にプライベートのアルベルケを発見。値段は公営の倍近くするものの(9ユーロ)出せない値段ではない。「昨日巡礼したばかりであるから・・・」と自分らに対して要らぬ言い訳をし、本日の宿泊決定。お客も少なくゆったりと過ごせる。昨日はコンポステーラに到着した祝いに忙しく、休憩する間もなく動き続けていたので今日はゆっくりしよう。シャワー洗濯買い物。昼寝。ご飯は質素にレンジで温めるだけのトルティージャ(スペイン風オムレツ)、パン、ハム、トマト。そしてワイン。ワインはとても安く1ボトルで0・6ユーロ(70円ぐらい)
夕方はゆっくりと過ごす。
夜散歩した際に、アイスとレモンソーダを購入。最後数日は贅沢にいっちまいます。
夜22時就寝。
hoso

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