2011年6月14日火曜日

フランス→スペイン巡礼徒歩旅行48日目


6月9日(木)48日目 14km
朝6時半におき、みんなで7時から朝ごはんを食べる。今日は皆のんびりのようだ。
8時半に出発、最近に無いユルユルのスタート、というのも今日の目的地は14km先。イタリア人経営の楽しいアルベルケがあると昨晩聞いてしまったため、今日もちょっとしか歩きません。
途中、以前出会った日本人の夫婦に出会う。もともと山歩きが大好きなご夫婦は今後もさまざまな国の山を歩き回るそうです。いつまでも仲むつまじく幸せそうな夫婦を見ると自分達の将来にも希望が見えてきます。
10kmほど歩いたところで寄付制カフェを発見時間もあるのでカフェを注文して飲んだがやはり本当のcafeで飲んだ方が味は美味しい・・・しかしはるばる出張してきてくれているのでcafeと同じぐらいの料金を寄付する。
そして12時、あっという間に到着
しかしチェックインは3時半からだというので、先の町まで進むべきか2人で大いに悩んだが、2度とくることの無い場所なのでやはり宿泊することにする。時間を持て余すぐらいゆっくりなのもたまには良い。
チェックインまでに庭の洗濯場で洗濯を終わらせ、芝生でパンを齧りながら日記を書く。昨日と同様イタリア人3人組も一緒。
3時半になると伊達な感じのイタリア人のおじさんと、日本に来たら女の子がキャーキャーと群がること間違い無しの甘いマスクの青年が登場。さすがイタリアーノです。
シャワーを浴びた後は再び庭の芝生でゴロゴロ。ストレッチ、筋トレ、さらには時間を持て余し瞑想まで。その後は野良犬鑑賞。この犬は以前ここに捨てられ、その後「捨て犬」として芝生を拠点に生活しているようなのだが、女のこの下着を咥え逃走してみたり、勝手に人のシーツを占領しテコでも動かなかったりとやりたい放題。しかし見ている分には実に面白い犬であった。
夜8時からの夕食の前に足を洗う儀式を行った。ここでは古代の伝統を受け継いで中世のの儀式を今でも行っているらしい。
ご飯は本日もパスタ。しかし昨日とは全く違うトマト以外はニンニク、玉葱少々の「シンプルイズベスト」のイタリアンパスタ。イタリアーノのフィリッポが「これが本当のイタリアンだ!!」と言っていた。シンプルかつ上品で非常に美味しいいが個人的には昨晩のカオスを感じる雑然としたパスタが好きであ。他はサラダ、豆、スイカ、ガジェタが今日の晩ご飯。
夕食の後は昨日に引き続き歌謡ショー・・・・夕食時に登場したゴッドファーザー的なアルベルケのオーナー夫婦の趣味で、巡礼者全員に有無を言わさず毎日歌わせているらしい・・・もちろん嫌がる人も多いので、甘いマスクのイタリア人従業員が若手芸人のように巡礼者のお願いして周っていた・・・大変そう・・・なんだか日本の接待と同じような感じである。でも可哀想なので歌う。本日は「上を向いて歩こう」。歌い終わりほっとしたところでゴッドファーザーからアンコールが・・・どんだけワガママやねん・・・しかたないので「かえるの歌」を二人で輪唱する。そんなに労力はかけられません。その後、韓国人、ドイツ人、スペイン人、オーストラリア人・イタリア人と次々歌って言ったのだが、アメリカ人の女性が断固拒否・・・・小錦のように重い雰囲気が食堂に立ち込める・・・そこを救ったのがゴッドファーザーの奥さん。奥さんがイタリアの歌を歌うことでようやく止まっていた時間が再び動き始めた。そして最後にはゴッドファーザーが一人でオペラをやりはじめる・・・・結局歌いたいだけか・・・・その後夫妻が帰りみんな開放される。
アサは疲れからすぐ寝るが、僕は目がさえていたので夜一人でアルベルケの周りの田園地帯を散歩。自然の中一人で散歩するのはいいものです。遠くで風車がキラキラ光っていた、飛行機を誘導するためだろうか?理由はともあれ綺麗である。こういう何気ない光景に幸せを感じます。
11時就寝。
hoso

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