5月30日(月) 巡礼38日目 22km
今朝も7時出発。
宿の外に出ると小雨が降っていたので合羽を着込んで出発。
本日は平坦な道を22km、しかも小雨なので涼しく歩けそうである。
歩き始めは両脇を、小麦畑やアーモンドの木に挟まれなかなかのどかな感じ。だけどすぐ横に道路が走っているため何となく気ぜわしい。
スペインに入ってからというものの人が増えたため気軽に自然の中でトイレをすることが難しくなってきた(特にアサは)午前中はトイレ場所を探して歩き続けていた気がする・・・どこでどのタイミングなら人に見られずにトイレができるかを探し、SPのように警護する。なんだかスペイン側はあれこれ面倒くさいな・・・現在スペイン側を歩き始めて4日目だが、今のところフランス側のほうがだいぶ好印象である。(物価が高く、フランス語が話せないことを含めても)
午前中の後半戦は韓国人のチェ・グァウ君と3人で歩く。彼はまだ19歳で現在アイルランドに留学中だそうだ。今後も「封建的な」韓国より「オープンな心を持つ」北欧や日本に住んで働きたいと言っていたがはたして日本はどれぐらい外国人(特にアジア系の外国人)に対してオープンなのだろうか・・・。
話しながら歩いていたら12時過ぎに本日の町に到着する。ちと早すぎる気もするが着いちまったものは仕方がない。アサが前日下調べした寄付制のアルベルケがこの町にあったので。
アルベルケに到着すると受付は13時からのよう。待ち時間の間に知り合いのブラジル人・ポルトガル人の人達もやってきた。
スペイン側の寄付制の宿は初めてだがフランス側とどう違うのかが楽しみである。フランス側はみんなが家族のようにご飯を食べながら団欒していたのだが、こちらはベッド数30。やや多すぎる気もする。シャワーやトイレも男女1つずつなので戦場のようになっているし、若干英語圏メンバーとスペイン語メンバーで派閥みたいになっている・・・なんかなぁ・・・
シャワー・洗濯が何とか終わった後町の観光へ。ここは昔「星に導かれて旅した羊飼い」が聖人サン・ジャックの墓を見つけたという伝説にちなんで、星の町と名づけられている町。たぶん僕の好きな「アルケミスト」の本はこの羊飼いがモチーフになっているのだと思う。
でも町自体は歴史がありそうだがまぁ普通。
散歩後アサにそろそろ日記を書くように打診するもののアサこれを断固固辞・・・・一緒にブログをするとこうなるのが目に見えていたので今回の旅行はブログというスタイルのものはアサに完全に任せ(アサが自ら自分が書くと言ったので)僕はもしアサのブログが遅れても支障が無いように(案の定遅れております・・・)、記録と写真の保存のみを主にしていたのだが今回は僕の希望で巡礼道を歩くのでブログがすすまないのも仕方ない。と、手伝うことに・・・そしてこの有様・・・・アサが筆を再び執る日が来ることを切に願っております。
夕方もう一度散歩に出る、何箇所か教会などを観光したものの結局スーパーマーケットに落ち着く。僕らの憩いの場はいつまでたってもスーパーマーケットです。本日は贅沢をしてアイスクリームを箱買いしちまいました。
その後夕方のミサに出る・・・・しかし・・・・特記事項なし・・・・まさかの「聖なるせんべいさん」まで不発です・・・守護神が打ち崩されなすすべ無しのプロ野球チームのようです。不敗神話終焉・・・。
しいて言えば司祭さんが聖書をカンニングしすぎ!!今までの司祭さんはみな暗記して僕らの目を見ながらお説教をしていたのに今日はずっと聖書を見ながら話をしていた。人は目を見ながら話さないと同じことを言っても重みがなくなってしまうのだと学習する。日本に帰って仕事をするときに気をつけよう。厳しく見れば今回の司祭さんは聖書を見ながら話してる時点で聖書の内容が自分のものになっていなかったということなんでしょう。
残念なミサの後はみんなで夕食。30人もの大人数で心配したものの無事みんなと仲良く食事することが出来た。やはり片言でも言葉が通じることは大きい。しかしワインを飲む際はみんなとても控えめ。「飲みすぎたらベラベラ話しすぎてしまうから・・・」などと上品なことをのたまう面々・・・仕方がないので僕もワインを控えめに上品に振舞う。でも・・・なんか違うなぁ・・・フランス側からずっとですけどみんな上品なんです。酒で乱れることが無い。いいことなんだけどなんだか寂しいな。アサは僕が酒を飲んで乱れないことを大いに歓迎しております。日本のNOVAで働いていたカナダ人(あそこは酷い会社だったと言っていました)。イギリスの先生など、旅行中に会う人の中では先生率が非常に高い。いいな、外国は長期休暇が取れて・・・。
夜9時半就寝。
あいかわらずhoso・・・
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