6月21日(火)巡礼60日目 23km
朝6時に大音量のアベマリアで起床。できればチベットらしく「オンマニベメホム」で起こして欲しかった。
昨日の夕食で持っていたパンを全て使い切ってしまったため、本日はアルベルケで朝食を食べることに。一人3ユーロ払いお腹いっぱい食べる。食べ放題と言われ目の前にたくさん置かれるとがっついて食べてしまう貧乏性のぼくら。
7時15分に出発。昨日野宿していたジュヨンにあっという間に追いつく。昨日は寒かったけど思ったよりは寒くなかったらしい。
今日はひたすら坂道を上りつづけながら、ベジタリアンとビーガンについて会話する。(最近頻繁に両者に会うので)「ベジタリアンはなれるけどやはり肉が食べられない生活はしたくない。ビーガンには・・・なれない、無理である。」という結論で終わる。友達と食事会をした時に同じものを食べることが出来ないのはなんだか寂しいので。まぁ人の好みだからビーガンの人やベジタリアンの人の好みをどうこういうことは出来ないけど栄養面が大丈夫なのか心配になってしまう。
僕らには「動物を絶対に食べない!!」などということは出来ないので、そのかわりにちゃんと感謝し、大事に食べさせてもらおう。
それにしても今日もかなり暑い・・・
午前9時半ごろに頂上の村 El Cebreiroに到着しCAFE休憩。この村は若干観光地となってしまっているが、景色もよくきれいなのでここに泊まればよかったと若干後悔・・・
休憩後再び巡礼の目印を追いかけながら歩き始めたものの目印はあるのに巡礼者の姿を全く見なくなる・・・不安を感じつつも目印があるのだから・・・と雑草の生い茂るワイルドな坂道を下り続けること1時間でなにやら民族色の濃い村に到着。どうやらスペインに古くから生活している民族の人々の集落のようだ。(着ている服も中米ほどでは無いけど民族衣装風、たぶん日本の田舎のおばあちゃんがモンペを着て歩いているようなものであろう)この集落に住んでいるおばちゃんに道を教えられ、大幅に道を間違えていたことに気がつく・・・・どうやら違う町へ行くための目印を歩いてきてしまっていたらしい・・・巡礼と同じデザインの印とはなんとまぎらわしい!!・・・結局2時間を費やし元のルートへ辿りつく・・・2時間で距離的には3kmしか進んでいないことになるけど、手付かずの村を見ることが出来たのでよしとしよう。「これが旅の醍醐味である。」と自分達に言って聞かせる・・・
休憩し、再び歩き始める。しかし山道を無駄に上り下りしたためペースが上がらない・・・結局もういちどCAFE休憩した後午後2時半にアルベルケを見つけFonfriaという村に宿泊。若干宿泊費が高いが丘の上から景色がきれいだし部屋もきれいなのでたまには良いだろう。
シャワー洗濯昼寝日記を書き18時30分に爆睡してたアサを叩き起こし2日前のしょぼいアルベルケの晩ご飯の苦い経験からアルベルケで食べるのではなく近所のレストランへ行くことに。
この選択は大正解!!やはりレストランは良い。ワインをたっぷりと飲みながら豪華な夕食に舌鼓。本日の1品目はアサはチーズとリンゴ入りのミックスサラダ、僕はガリシア地方名物というヒヨコ豆、ジャガイモ、ほうれん草のスープを注文。1品目の時点で2日前のアルベルケでの夕食を越えるクオリティ。そして2品目に僕は牛肉、アサはチキンのステーキを付け合せのポテトフライトともに頂く。美味い!!そして量も申し分ない。2日前の宿のご飯と比べ一人3ユーロ(350円)高いがワインを2本とデザートにもタルトとプリンがついてきてこの値段なので大満足である。巡礼も終盤なのでこれから自分達へのごほうび週間としよう。食事中、レストランの窓越しに道路を歩き回る牛達と、牛を家へと連れ帰るために必死で吠えながら走り回る犬達の姿が見える。みんな頑張ってるなぁ。僕らはワインを飲みながらほんわかと見守る。幸せな時間です。
夜日記を書き22時前に就寝。
Hoso
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