6月22日(水)巡礼61日目 29km
昨夜ワインを二人で二本空けた。ご飯が美味しかったからついつい調子に乗って飲みすぎました。昨日の山道はけっこうハードだったし、筋肉疲労もありワインのせいもありちょっと体がだるいなーと思いながら6時半に起床。
今日の宿はみんな早起きで6時半にはほとんどの人が荷物をまとめ終わっていた。キッチンでコーヒーを作って朝食を食べて7時半出発。
標高が高いから寒いし霧が濃くでている。空気がピリッとしていて気持ちがいい。
朝から牛達が牛小屋に戻ってきている。朝早くから牛追いのおっちゃんと犬は一働きしてきたようだ。牛がきちっと並んで待っていないから犬がワンワンと吠える。ほとんどの牛達は犬に怯えてたけどカウベルをつけた牛だけは「なんだよ。お前!!」と犬に向かって立ちふさがっていた。犬もこの牛には頭が上がらないらしく後ずさりしながら吠えていた。カウベルをつけられるリーダー格の牛はさすが違うんだな。牛に通せんぼされながら牛の間をぬって巡礼道を歩く。朝からこういう場面に出会うとなんか嬉しい。
霧の中をずんずん歩く。標高が少し高い事が関係しているのかよくわからないけど、紫色の花が多い。緑も濃くなってきてフランスの巡礼道を思い出させる。
気分よく歩いていたものの山道の下り坂が多くて足が疲れてくる。
昨日の山道の疲れも残っていたから、思うようにガンガン進めない。頑張って歩こうとすると左の足首が痛くなってきた。緑が多くて牛がたくさんいて、花もいっぱい咲いていて、好きな感じの山道なのに足が痛くて心から楽しめない・・・・
あんまり無理したらいけないのはわかっているけど村があってもカフェがない。休憩ができず痛みを我慢しながらひたすら歩く。
やっとカフェを見つけて、休憩。最近はまっている「Kola Cao」。スペイン版ココアなんだけどカフェではたっぷりのホットミルクと一緒にKola Caoが出てくる。自分で好きな量をいれて飲む。これが疲れたときにホッとする味。どこのカフェでも必ずある。最近ミルクを飲む機会が減っているから、カフェではコーヒーよりこれを飲むようにしている。
次の村のアルベルケに泊まろうと考えていたけど、ブルガリアのおばちゃんに会い話しているとここから更に8km行くという・・・彼女とは昨日、おとといと同じ宿に泊まっている。彼女が歩けるのに私が歩けないなんて、なんか悔しく感じてしまい足を引きずりながら彼女を同じ8km先のSarriaを目指す。14時ごろになると日ざしがきつい。足の裏がびりびりとし、ふくらはぎも痛い。こんなに足が痛いのはフランス以来かも。体力的にはまだまだ平気なんだけど足だけが平気じゃない。困ったモンだ。
それでもなんとか15時すぎに宿に到着。知り合いのベルギー人のおっちゃんに町で会い宿に案内してもらう。ひとり5ユーロ。値段なりの宿。
町自体は何でも揃っていて大きい。スーパーもある。
スーパーでエンパナーダーとジュースを買って公園で食べる。スーパーのエンパナーダでも十分うまい。
夕飯はレストランで食べることにする。もちろんMENU DE PERIGRINO。でもサトだけが注文して私はファンタレモンのみを注文。
サトが注文したのは1品目 イカリング 2品目 鳥肉の煮込み ワイン パン ガリシア地方のタルト。それを一緒に食べる。昨日に続き今日も全部美味しかった。私はサトのワインをファンタレモンで割って飲む。これがおいしい。ごくごくのんでしまう危険な飲み物なんだけど最近はまっております。今日も顔がワインで真っ赤になりました。
ワイン。美味しい。日本でも飲みたいなー。でも高いから毎日は飲めないだろうな・・
Asa
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