6月2日(木) 巡礼41日目 31km
2日連続いびきの猛襲に会っためか寝坊して6時15分起床。ぱっぱと朝飯を食べ、7時に出発。神父さんがウィットに富んでいたのが印象的。僕もウィットに飛んだ言い回しがしたいのに頭の回転が遅すぎてできない・・・たぶん資質が足り無いのだと思う・・・それでも練習することにより少しはマシになることを期待する。ペンギンだって練習すれば飛べはしなくても高くジャンプするぐらいは出来るようになるはずだから!!表現力はコミュニケーションする際の重要な武器なので、今後頑張って少しずつ身につけよう。
出発してすぐは緑に包まれた巨大公園内を40分ほど歩く。都会でもこんなにたくさんの緑が溢れた公園があったら幸せだろうな。
本日も非常に歩きやすい道のり。非常に楽でありがたいのだがあまりにも楽をしすぎているとゴールの際の感動が薄れてしまいそうで若干不安である。跳び箱の踏み切り番のように「強く踏まれれば踏まれるほどその反発力でより多くの感動を感じることができる」、という部分もあると思うので、今後意図的に苦労を入れていこうかなと考える。
アップダウンの無いまったいらの道を4時間ほど歩くと途中で久々のアキュエルを発見。ここでリンゴとクッキーを頂く。ありがとうございます。
その後もテクテクと無心で歩いているといつの間にか20km経過していた。アサも「疲れた~!!」といいつつも表情はフランス側を歩いていた時のような悲壮感が無いので多分大丈夫だと思う。ヘルペスもほぼ感知したようだ(えらいぞアサ!!)
昼ごはんは小さな町の高台で景色を見ながらのんびりと食べる。この時間が僕らの癒し。美味しく食べるために歩いている気さえしてきます。
ここで今回の巡礼で3人目・4人目となる日本人の夫婦に出会う。スペイン側に入ってから少しずつ日本の人も見かけるようになってきたので日本での知名度も意外とあるようだ。みなさん「キリスト教のため・・・」というより「歩くことが好きだから!!」というお散歩目的のようです(僕らもだけど)出会った日本の人の半分はお遍路さん経験者。お遍路さんじゃ物足らなくなり海外に出てきている人も多いらしい。
僕らも日本帰国後にお遍路さんを歩いてみようと思っていたのだが、一日平均8000円ぐらいかかると聞きたじろぐ(無理だなこれは)・・・出来たとしてもたぶんテントを担いでの巡礼になりそうである。まぁそれは先の話なのでいいや。
昼ごはん後、再び歩き始めるが、非常に平坦な道なので特に特記事項は無いです。両端小麦畑かワイン畑に挟まれた一本道を想像してください。とても綺麗なのですが慣れちゃいました・・・「初心忘るるべからず」とはなかなか難しいものです・・・
予想よりも早く31kmの距離を歩き終わり、14時にNAJERA到着。町についてすぐインフォメーションセンターで今日のアルベルケの場所を聞き、たどり着くと・・・・物凄い人数・・・整理券で72・73番。90人ほどで定員いっぱいなのでギリギリだったようだ。すごい大型寄付制アルベルケ。ご飯はついていない。
ここでピエール、ダニエル、マルセロ、チェ・グゥアン君など30人ぐらいの知り合いと再会する。なんだかほとんどの巡礼者と顔見知りになってきた。
シャワー、洗濯の後、買い物。宿に帰るとハンガリー人のジョルトがチェコ人の友達と一緒にご飯をシェアしないかと誘ってきた。ので4人でご飯。フルーツサラダとチーズパスタ。うまい。ジョルトは今後ヒッチハイクでヨーロッパを旅行するそうだ。いろんな人がいる。
今日もダニエル、ピエール夫妻から卵とエンパナーダを頂いてしまった。いつもいつもありがたや。
チェコ人の女性はスペイン語が話せたためスペイン語英語で交流。フランス人のステファンも途中から参加「フランス語は難しい・・・」と僕が言うと「フランス語はフランス人と一緒でとても複雑なんだ・・・」「小学校でフランス語を学んだ時間は悪夢のようだった・・・」とおっしゃっていたのでやはりフランス語は難しいらしいです。
22時に就寝。
hoso
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