5月27日(金) 巡礼35日目 26km
5時45分起床。昨日より800mほど高地にいるためか朝からかなり冷える。
外を見ると霧も出て小雨も降っているようだ。洗濯物が乾いておらず、乾いた洗濯物を愛してやまないアサのテンションは低い・・・。
7時5分に合羽を着て出発。今日は25kmほど。さてスペインの道はいかなるものか。
出発してすぐは平坦な道程。昨年は今僕らが歩いているサンジャックの道(コンポステーラなど様々な呼び方がありますが)の記念の年だったようで、そのおかげか道がかなり整備されていて歩きやすい。二人とも昨日の疲れもなく鼻歌交じりで歩いていく。アサの体調も大丈夫のようだ。スペイン側は巡礼者が多いと聞いていたが予想よりは少ない。ので今のところ気分良く歩くことが出来ている。
言葉はスペイン語、英語が中心になってきた。
スタート直後から牛牧場発見。心を癒してくれる牛達の姿をスペイン側でも見ることが出来るようで安心する。歩くこと3kmほどで一つ目の町が現れる。宿泊場所もたくさんあり、スペイン側では宿泊の問題は無さそうだとひと安心。
その後ボチボチ坂を上ったり下ったり・・・う~む・・・なんだか道が整備されすぎて逆に面白みが無い・・・これは今後変わっていくのだろうか?歩きやすいのは非常に助かるのだけど・・・。
10kmほど歩いたところでスペイン側で初のパン購入。味の程は可も無く不可もなく・・・フランス側のほうが少し美味しい気がするが、「気」の問題の気もする。
その後特筆することも無く25km歩ききり14時15分に本日の宿泊場所へ到着。しかし受付は15時からのようなので荷物を置きパンの買出しへ。買い物もスペイン語だから非常に楽。15時になりオフィスが開いたので急いで並ぶと、どうやら到着してバックパックを置いた人順に受付を始めるという巡礼者ルールがあるらしい。なので到着したのが同じぐらいだった韓国人の女の子の前まで戻り並びなおす。
受付の説明がスペイン語だったため韓国人の子に英語で通訳してあげていると、2日目の宿が一緒だったジョン・ピエールがフランス語で教えてくれという無茶な注文をしてくる。2~3歳児レベルの会話力を駆使して要点のみ伝える。「今日、やど、48にん、大丈夫、今、あなた、まつ。」その後昨日仲良くなったブラジル人が話しかけてきたのでポルトガル語での会話・・・しかしどの単語がどの国の言葉だったのかだんだん分からなくなってくる・・・僕の頭の容量をとうに超えてしまっているようです・・・
今回の宿は一人6ユーロ(700円)とフランス側の半額程度。これは経済的で良い。しかし施設は乏しい・・・40人のドミトリーにシャワー2つだけ。しかも部屋に案内されたときに誰かずるして勝手に入った人がいるようでベッドが一つ足りない・・・みんながベッド争いをしている様子をのんびり眺めていた僕らが結果的にあぶれる・・・しかし「棚から牡丹餅」とも言うべき救済措置が。ベッドに空きが無いことをオフィスに告げに行くと4人部屋を案内してくれた。人数10分の1になり快適です。部屋も決まったのでシャワー、洗濯をしてコーヒー、夕食(今日はインスタントラーメン)。食堂などの共用施設は50人で共有のため人が多すぎて落ち着かない。人々のかかわりもぼやけてしまうので今後もう少し規模の小さい宿を探そうかなと思いながら21時ごろ就寝。
hoso
すごい距離歩いてるね!
返信削除がんばってな~
応援してます!
コンポステーラ着いたらお祝いしましょう!
お好み焼き片手にコンポステーラに迎えに来てください!!(笑)
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