7月3日
本日の走行距離94km 計1296km
6時起床。
空は曇天だが雨は降っていない。なんとか走れそうだ。
朝食を食べ、7時半に出発。
出だしから早速上り坂・・・ただ昨日の休養のおかげで太ももがだいぶ軽く、ゆっくりであれば問題無く上っていける。体は着実に自転車旅に適応していってくれているようだ。
前半の6kmほどは、本日の峠越えに不安を感じさせるやや急な坂・・・
しかし、パワーアップした2人は、時々休憩するぐらいでスイスイと上っていく。
本日、曇天&無風と前回のグリムゼル峠より好条件なのがありがたい。
前半6km過ぎてからはダラダラとなだらかな上り坂。
僕は特に問題なく進んでいく、アサも今回は全て自力で上りきろうと決めているようで、ゆっくりだが着実に進んでいる。
2kmごとに小休憩し、遅れているアサを待つ。今日は若干寒いようで待っている間に筋肉が固まっていく。
12kmほど過ぎたあたりで峠まで残り9kmの看板が。
・・・予定では残り14kmほどあるはずなのに何故???
疑いながらも相変わらず緩やかな上り坂を進んでいく。
今日は、時に疲れることもないのだが、腹だけは減るので、途中お菓子を食べたりパンを食べたり。
そんなこんなしていると、トンネルゾーンがやって来た。
トンネル内は狭く、後ろから大型トラック等が来た時にはプレッシャーを感じるので好きではないのだが、トンネルが延々と続いている・・・・出たと思えばまたトンネル・・・その繰り返しをしていると・・・
通りがかりのおじさんに「峠の頂上までもう少しだよ」と言われる。
そして言葉通り、12時にシンプソン峠の頂上に到着。
・・・・なんか拍子抜けする楽さである。
前回が大変だったのか?今回が楽なのか?もしくは自分たちが進化したのか?前日の休養がよかったのか?
まぁ全てが影響してなのだろう。
しかし・・・楽すぎてちょっと物足らなかったな。
アサも峠越えを無事自力で達成。着々と進化していっている。
峠でとりあえず昼ごはん。
パンにレタスとチーズを載せて塩コショウしたものをガツガツと食べる。
あいにくの天気でせっかくの峠なのに景色は良くないものの一応写真を撮り、下ることに。
下りはなだらかながら1500m以上を一気に下るため、漕がずにグングン進んでいく。時に56kmなんて速度になっており慌てて減速する。
ひたすら下ると、町並みが少しずつ変わってきた。
どうやらイタリアが近いらしい。
13時半頃イタリア国境を通過。相変わらず何のチェックもない。
楽しかったスイスが終わってしまうのは残念だな・・・
でもイタリアがどんな国か楽しみではある。
が・・・さっそく道の質が悪くなる・・・これが経済状態の違いか。
そして高度が下がった分暑い・・・僕らは暑いのが嫌い・・・
道路標識もよくわからないので唯一知っているDomodossalaを目指して走り始めたのだが、何となく高速道路のような気がする・・・確認のため一旦、その道路を降りて工事現場のおじいちゃんに「Domodossalaに行きたいんだけど?」とスペイン語とイタリア語の中間のような言葉で聞くと、「お前さんたちがさっきまで走っていた道じゃよ」とのこと。
「でも自転車大丈夫なの?」と尋ねたが、「道の端を走れば大丈夫!!」とのこと。
その言葉を信じて再び高速道路に見える道を走り続けると・・・・車以外進入禁止の看板が・・・・しかし戻るにも戻れないところまで走ってきてしまっているので、「次の降り口でどこでも良いから出よう」とさらに進むと、トンネルが・・・ドツボである。
高速道路ないの恐ろしく長いトンネルを、「警察が来ませんように」と祈りながら疾走する。若干の下りのため峠を越えたあとなのに時速28km。やればできるもんだ。
そしてトンネルを抜けるとDomodossalaの標識もあったので下道に無事降りる。
降りたあとどちらに行けばわからなかったので、通りを歩いていたおじさんに道を尋ねると「フランス語はわかるかい?」とのこと。なぜここでフランス語???と思いつつも面倒だったので「ウィ」と答え、理解した言葉の要点だけをつなぎ合わせ、行くべき方向を確認する。
そして走り始めるとわりとすぐに到着。途中スーパーに寄ったのだが、若干物価は下がっているが思ったほど安くはないようだ。(ドイツの方が安かった)
DomadossalaのInformationで地図をもらい、近くのキャンプ場情報を尋ねると、僕らの行きたい方角の反対に一軒、その他は若干離れるらしい。
選択肢はないので、離れた方のキャンプ場まで向かうことに。
道路状態はよくないが、平地なので時速20kmぐらいで快調に進んでいく。
途中道に迷ったものの、数人に訪ね無事乗り切る。
そしてひたすら走ることDomodossalaから45km(本日計94km)で目的のMergozzoに到着。
キャンプ場の値段が30Eと目玉の飛び出る高さだったのだが、さすがにアサも疲れているようなので宿泊決定。
目の前が湖なのが売りのようだが、そんなもんは要らないから安くして欲しい・・・しかし湖がなくなるわけはないので、元を取るべくひと泳ぎ。
その後、洗濯、テント設営。
そして散歩に出かける。湖沿いは小虫が多く不快度が高い。
イタリア到着祝いにイタリアンジェラードを食べる。
3種類(コーヒー、レモン、ピスタチオ)を食べたのだがどれも素材の味がしっかり出ておりとても美味しかった。2.5E
その後、商店でワイン購入予定がすでに閉店だったため諦め、キャンプ場で普通に食事を作る。
本日はオイルサーディンに塩、胡椒、濃いめの大蒜で味付けしたものとスープの素に塩コショウで味付けしたものをソースとして2種類のパスタを楽しむ。イタリアらしくてよい。
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