7月1日
本日の走行距離48km 計1198km
本日7時50分起床。
気がついたら7月になっていた。
筋肉痛はほとんどなかったが、太ももが非常に重い・・・立ち上がろうとしても力が入らない・・・
昨日あれだけ頑張ってくれたのだから無理はさせられない。今日はゆっくり休ませてあげよう。
起床後、一人でUlrichenの村の散策に出かける。どうやらここら辺はトレッキングの名所のようで、小さい村にも関わらず多くの素敵なホテルとレストランが並んでいる。
あわよくばパン屋でパンを買っておこうと思ったのだがやはり店はほとんどしまっていた。
日曜日に店が休みなのは慣れれば問題無いのだが、最近、今日が何曜日なのかを意識していない分、突然日曜日ということに気がつくととても困る・・・。
一応昨晩気がついていたので、保険としてキャンプ場のレセプションで小さい(が高い!!)パンを2個注文しておいてよかった。
朝パンを受け取るときに牛乳1ℓを1・6Sで購入し、本日の朝食はそれで済ます。
最近胃がでかくなっているので全然足りないな・・・
食後、体は重いが、このキャンプ場にいても食べ物は手に入らないのでとりあえずBrigの町まで移動することに。そこまでは約40km。
今後の予定だが、マッターホルンを見るために、Brigを越えてさらに走り、1泊してマッターホルン鑑賞後、またBrigへ戻り、そこから峠越え、もしくは鉄道移動。
どちらにするか決まらないけど、とりあえず進もう。
本日は自転車用のコースでBrig行きを見つけたのでそれに沿って走っていたのだが、昨夜少し降った雨で道がぬかるんでいるのと、予想以上のアップダウン(時々傾斜20%以上)に疲れがとれていない太ももが不満を申し、働くことを拒絶していたので、途中から国道に乗っかる。
すると・・・快適。
国道に乗ってからは、ほとんど漕ぐことなく(4箇所ぐらいこいだかな?)30kmほど進むことができてしまった。これは昨日頑張ったご褒美なのだろう。
途中、ガソリンスタンド併設の店で高いパンを購入。背に腹は代えられぬ。
そしてもう少し進むとあっという間にBrig到着。
本日の予定を再検討したが、どうやら明日は天気が悪いようでマッターホルンを見ることはできなそう。それならば無理にそこまで走らずに、峠越えのための休養日に当てたほうが得策ではなかろうかと、Brigでの宿泊を決定する。
本当はさらに数キロ走った場所(300mほど上った場所)まで行っておこうと考えたのだが、強風&雨が始まったので、おとなしくBrig宿泊を決定する。今日は10時から13時までの走行で終わってしまった。
電車の駅があったので除くと高級スーパーがあった。ここでもスイスもそろそろ終わるし・・・と1kgも大型パンを4・3S(350円)で購入する。
キャンプ場はレセプションの休憩時間だったのでとりあえずテントを張って休憩する。
16時にレセプションが開いたのでお金を払い(21S)明日天気が悪かった場合に備えて鉄道の値段を確認すると、下の駅で聞かないと確実なことはわからないとのこと。
ので一人、自転車でBrigの鉄道まで向かう。
鉄道はBrigから1kmほど離れた場所から貨物車で行けば12Sで峠の上(イタリア)まで運んでくれるとのこと。
峠越えの労力を考えたら一人1000円ほどで楽して上れちゃうなんて素敵すぎる。と少し心が揺れ動く。
が、鉄道に乗ってしまうと、そのままイタリアに入ってしまうことになる。
なんかそれも違う気がするなぁ・・・
とりあえず一旦キャンプサイトに戻り休憩すると、ニュージーランドの女性(リー)が僕ら同様に大きな荷物を自転車に乗せてやってきた。
彼女はジュネーブからここまでやって来て、明日、シンプロンパスを越える予定とのこと。
おぉ・・・同じ予定。
スイスでも大きな荷物を担いで峠越えをする人は少ないので数少ない同じ種族の人に出会うとなんだか嬉しい。(こうして自転車旅の人たちの間で連帯感ができるのだろう)
しかし、彼女の情報では明日の天気は非常に悪いとのこと・・・
彼女と別れたあと、2人で相談した結果、もし雨が降っていなく、太ももが働いてくれそうならばば峠越え、もし雨、または太ももがストライキ中であれば鉄道で行く。ということに一応決める。
そして晩御飯準備。
しかし本日もガソリン補給できなかったためMSRが働いてくれない・・・レセプションに相談しに行くと少量のガソリンを分けてくれた。しかしあとから考えるとディーゼルオイルだった気がする・・・僕らのMSRはディーゼル対応ではないと書いてあったけどどうなんだろう???
一応、火はちゃんと付いたので、パスタを茹でシーチキンを野菜のブイヨンと醤油で味付けした和風パスタで晩御飯。
久々の醤油の味は美味しい。
晩ご飯後、リーと話す。
リーは昔、ヨーロッパ、中央アジア、東南アジアを自転車で旅行したことがあるようで、「パキスタン北部(?)のカラコルムハイウェイはとても良いわよ!!標高は4000mあるけどね(笑)」と言っていた。
その後も旅好きどうしいろいろな国の話をして過ごす。
Brigの町についた13時頃には体と頭が若干疲れており、明日もし雨だったら鉄道で仕方ないか・・・と感じていたが休憩して食事も取ると、やはりスイス最後は峠を越えて終わりたいな!!という気分に変わってきた。
やはり人間の精神力と体力は両輪の輪のようなもので、両方がうまく働いた時に思考は良い方向に進むのだろう。
ただ、天気予報は雨・・・なんとか晴れてくれないかな・・・
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