2012年3月19日月曜日

罪な授業→荒れ狂う校長?→校長会→美味しいキッシュ


3月16日

7時起床。


ノリオ君のダルエスサラームに出発を見送り、僕らは昨日ミツナガ君の学校の校長先生に「明日は学校の裏にある岩山に登りにいこう!!」と誘われたので、昨日に引き続き学校訪問。


約束の10時に訪問すると、校長さんは若干忙しいようなので、学校にジャガイモを売りに来ていたおばちゃんからミツナガ君が購入してくれた、茹でジャガイモwithチリを食べながら職員室で大勢の女性の先生達(ここには男性教員が校長以外いない)の談笑を見学。


時間がまだかかりそうなのでアサが見たいと言う国語(スワヒリ語)を見学しに行く。

結果はいまいち・・・昨日の英語同様、少しの説明、そして練習問題を移すだけの無意味な時間・・・

授業中に多くの生徒たちが何やら大興奮で丘の方に向かって走っていく。

そんな様子をぼんやり見ながら席に座っていると、自分は学生の時、退屈な授業の時間がたまらなく苦痛だったことを思い出した。

はっきり言って、面白くも興味もない授業に出席するなんて拷問以外のなにものでもなかった。

だから、いつも「早く授業が終わらないかな・・・」とイライラしたり、時間を潰すために机に突っ伏して寝ていた。


今回、あまり面白くない授業に参加して、本当に面白くない授業というものは一種の罪なのではないかと思ってしまった。


現在で言うと60人の子供の時間を無駄にしているのだ。(つまらない時間を我慢する忍耐力の練習という観点では一定の成果を上げていると思われるが)

これは重大な犯罪だ。


自分が日本に帰って教える仕事にもし戻ったら心して教えねばいけないな・・・と若干不安になる。


授業がようやく終わり、そろそろ校長さんと岩山に登りに行く時間かな?と思ったら、当の校長さんが子供たちを前に何やら熱く語っている。

ミツナガ君に尋ねると、「金曜日はお祈りの時間があるんです」とのこと。



・・・・しかし、何かおかしい・・・お祈りとは思えない熱い、というか怒りを感じる校長の話しっぷり、そして時に棒を振り回しビシバシ子供を叩いている。


・・・・僕らは今からこの人と岩山を上りに行くのか???


・・・・っていうかなぜこんな事態になっているのだ???

と、職員室の先生たちに理由を尋ねると、先ほど授業中に多くの子供たちが勝手に丘の方に走っていったことについて叱っているらしい。


子供らが走っていた理由について尋ねると、「私はしらないわ」と他人ごと・・・怒り心頭の校長さんとのこの温度差はなんだろう???

ほかの先生たちは子供が叩かれていようが、特に気にもならないようで、お菓子を食べて談笑している。

怒り心頭の校長に数人の子供たちが何やら必死に説明していたが、結局、その数人はその場に残されて、ほかの子供はお祈りのための帰宅が許されたようだ。


そして・・・校長がやって来て「じゃあ岩山に行こうか!!」と、怒りの余韻は若干見えるものの、ほぼ通常の状態に戻って話しかけてきた。


どうやら、怒りに任せて行動していたのではなく、ちゃんと理性を持って叱っていたようだ。さすが校長。

校長に話を聞くと、どうやら丘の上でマリファナか何かをやっていた若者カップルが全裸になったようで、子供らは大はしゃぎで走っていったとのこと。


脱ぐ方も脱ぐ方なら走って見に行く方も見に行くほうだな・・・


岩山登りに出かける途中、なぜかよその学校の校長先生も合流。どうやら親族の仲良し校長のようで毎週末、会っていろいろ散歩しているとのこと。

日本で言うところの校長会みたいなものなのだろうが、その内容が岩山を散歩するというのが面白い。

イリンガの町を見下ろすことのできるビューポイントまで徒歩10分ほど。

労力が少ない割にけっこうな絶景であった。


もし、もう少し晴れていたらもっときれいだったんだろうな。


昼ごはんはミツナガ君と3人でノリオ君おすすめのカフェキッシュを食べる。

これは完全にヨーロッパレベルでびっくり。


ミツナガ君からはタンザニアに来る前に研修で行なった異文化交流をするときの価値観の違いを知るためのゲームや、資本主義経済における格差を実体験として感じることのできる貿易ゲームの話を聞き、興味深かった。


その後市場で買い物をしていると、雨が降ってきたのでタクシーで帰る。

家でゆっくりしたあと、アサがココナッツカレーを作成する。


ミツナガ君が夜やってきたので一緒に食べて、映画鑑賞。

クローズを見ていたのだが、途中で見れなくなったので、違う映画に変更。

アサとミツナガ君はタイムマシーン系の映画を見ていたが、気分では無かったので黙々と日記を書く。

今回は溜め込んだので追いつくのが大変だ・・・


1時就寝。

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