
3月9日
8時起床。
挽きたて、煎れたての美味しいコーヒーを朝から飲ませてもらう。
よい気候、ゆったりとした家、そして美味しいコーヒー、これ以上ない贅沢な時間である。
本日はイリンガから12kmほど離れた場所にある遺跡へ出かけることに。
といっても今日の目的は遺跡ではなく、その近くにあるスモールキャニオン。名前だけ聞くとかなりしょぼそうな渓谷だが、イリンガ付近の見所であるというので、期待せずに見に行く事に。
行きのダラダラの中に荷物として大量のサマキ(魚)が潜んでいたため、車内がみごとにサマキ臭になる・・・
まぁ、仕方ない。
到着した遺跡付近には目立った看板も無く、ヨコヤマさんに案内してもらわなければ発見が難しそうなところにあった。
入園料5000T(250円)を守衛に払うのだが、彼は昼から竹ビールという地酒を飲みながら仕事していた。
まぁ、たしかに一日数人しか訪れないような遺跡の守衛なんて酒でも飲んでいなければやっていられないのだろう。
まずは一応の遺跡見学。
・・・・・・しょぼいとは聞いていたが、想像以上(想像以下というべきか・・・)屋根が辛うじて残る粗末な建物の下に無造作に放置された粗末な石・・・・どうやら尖っているから一応石器ということらしい・・・
このクオリティ・・・あまりにもしょぼすぎてある意味では潔く感じる遺跡であった。(貧相さでは世界有数に入るのではないだろうか)
その後、ほぼ保護されていない敷地を歩き続けるとスモールキャニオンに到着。
遺跡があまりにも酷かったので対して期待せずに訪れたのだが、こちらはかなりの高クオリティ、先ほどの汚名を晴らすような素敵な景色が広がる。ここは非常に良い。
テンション上がってみなで写真撮影大会。
その後も渓谷の間をしばし散策。
ここは土地の崩落を繰り返す事で面白い地形になっている場所のようだ。
現在も保護されていないため、どんどん地層が崩れていっており、将来的には何もなくなっているのかもしれない。将来的にほぼなくなってしまうことを見越してのスモールキャニオンというネーミングなのだろうか?
それにしてもこのスケールの大きな景観を乱す電線が付近に張られてしまっている事が非常に残念・・・・本当に保護の概念が皆無である。まぁある意味では自然なのだろうが。
昼ごはんはイリンガで一押しだというギリシャ料理のレストランへ行く。
ここは昼しか営業しないというお気楽営業。
僕ら以外はアメリカ人のおばさん3人組だけという経営が不安になる状態だが、オーナーのおばさんは余裕の様子だったので大丈夫なのだろう。
気になる料理は
・柔らかさと旨みが半端じゃない豚肉の煮込み
・キッシュ風パスタ
・ギリシャ風ハンバーグ
・ギリシャ風ピザ
・ギリシャコーヒー
・チョコブラウニー
・キャロット&シナモンケーキ
昼間から豪勢な食事でお腹も心も大満足であった。
気分よく、ヨコヤマ邸へ戻ると、アルーシャで2ヶ月前に出会ったミユキさんと再会。久々の再会にいろいろと話した後、晩ご飯を食べにこれまたイリンガお薦めレストラン「サイビラ」へ。
本日は僕らの歓迎会と、もうすぐ日本に帰国予定のアヤさんのお別れ会を開いてくれた。
サイビラは景色のよさと料理の美味しさが売りの外国人&お金持ちタンザニア人御用達のレストラン。
晩ご飯
・フライドポテト、マサラ味
・小エビ入りサラダ
・チキンフライ
・パスタinオーロラソース
・マッシュポテト
・ラザニアinホワイトソース
などなど豪華オールスターの晩ご飯に大感動。
これ以上ない素敵な晩ご飯に至福のひと時を過ごす事ができ幸せな晩が終わると思ったら、そこに想像していなかったサプライズが待っていた。
突然、レストランの裏からミユキさんとノリオ君が今日の昼にこっそり作成していたらしいケーキを手に持ち登場!!
そう、明日3月10日はアサの誕生日。
それを知った皆さんがこっそりサプライズで準備してくれたらしい。
なんと嬉しくありがたいことだ。
どうやら今日、遺跡などを案内してくれたのも、その間にこっそりケーキ作りを進めようとしていたからのようだ。
売り物のケーキよりも数倍も美味しい、そして嬉しいケーキを作ってくれたミユキさん、ノリオくん。そしてサプライズを気づかせないように色々計画してくれたヨコヤマさん、Hさんには本当に感謝である。
旅をしていると、誕生日を思うような場所で祝う事が出来ない人が多いのだが、こうして大勢の人に祝福されアサは非常に幸せな誕生日を迎える事が出来た。
お腹いっぱい、胸いっぱいでヨコヤマさんの家に戻った後、晩は大富豪大会を行う。
おそらく4時間以上ぶっ続けで行った大富豪で、本日最高勝率の僕と、貧民あたりをウロウロするアサ・・・。(ゲームには誕生日も糞も無い!!)
アサは誕生日を迎え3時ごろ就寝。
大富豪の後もみなで遊んで僕は6時前に就寝。
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