2012年1月29日日曜日

タンザニアで社会見学→病院ストライキ→贅の限りを尽くした中華→「あいさつ」

1月25日
7時半起床。

本日は餃子マスターのホンダさんのが働く現場の見学をさせてもらうことに、現在首都ドドマは緑化計画中。
道路沿いを緑化するべく、穴を掘るタンザニアの人々に流暢なスワヒリ語で指示を出すホンダさん。
僕らが来ると近くにある事務所へ案内してくれた。

一国の首都の役所ということもあり、予想以上に綺麗な内装のドドマ市役所。
ホンダさんのオフィス内で、今後の開発予定案などをみせてもらった。
普段、日本でも見ることの出来ない役所内部の仕事見学は大人の社会見学のようで楽しい。

ホンダさんの同僚の人々と英語で挨拶後、違う現場へ訪れる予定だったのだが現場の仕事が急遽中止になっていたので予定変更をして、ドドマの町を案内してもらった後、ヤッシー君が働く病院へホンダさんと共に訪れる。

病院に訪れ、ヤッシー君が働くリハビリ施設を覗くが病院職員がほとんどいない・・・
事情を聞くとどうやら本日ストライキが始まったとのこと。
理由は待遇面と、給料が数か月分振り込まれていない事などに起因するようだが、国立病院でストライキとは・・・日本では考えられないな。

そんななか、呆然とする患者さんのためにヤッシー君が1人だけで働いている。
大変なはずなのに、患者さんを不安にさせないように笑顔での応対、会話もスワヒリ後で完全に意思疎通している。
タンザニアに来てまだ1年ぐらいなのにすごい、本当はいろいろと話を聞きたかったが邪魔をしてはいけないので。ヤッシー君の家や病院内を見せてもらい、ホンダさんお薦めのローカルレストランに連れて行ってもらうことに。
そこでの昼ごはんはウガリ、小魚のココナッツミルク&トマトソース煮、モロヘイヤ、豆煮、葉っぱを食べ、家に戻る。

そしてジュンさんの職業訓練校見学。
車の整備の勉強をする倉庫は、本当に自動車修理工場さながらに見える。
しかし実際は練習するための工具などが不足しているようで、以前はあったものも盗難などが相次いだようでなくなってしまったようである。

教える事以外に大変な事が相当あるようだ。
その後、併設の食肉工場の見学をさせてもらう。
ここでは時々牛を解体しているようでタイミングが合えば見に来てもよいと言ってもらえた。なんだかドドマでは本格的に社会見学をさせてもらえており、完全に旅行という方向性から外れているものの新鮮で楽しい。

忙しい中を案内してくれるみなさんに感謝である。
帰りがけに寄ったパン屋の従業員は完全にやる気がなく店の前の木陰で椅子に座って熟睡していた。

晩ご飯は昨日焼肉パーティーで顔をあわせた日本人、韓国人連合8名でドドマホテル内にある中華料理屋へ。

今回のメニュー
・マーボー豆腐
・マーボーナス
・魚
・蒸し餃子
・カシューナッツ
・モヤシの炒め
・ニラタマ
・豚肉
・鶏肉
・スープ
と贅の限りを尽くした素晴らしい品々。
現地に住む皆さんは、旅行者である僕らを気遣ってくれお金も「払わなくてよいです!!」と言ってくれる。しかし人間として、大人としてそれはいけないので「いや払います!!」というのだが、結局皆さんに多く負担してもらってしまう事がしばしば、本当にありがたい。
しかし滞在が長くなるのであれば、お金でも違う形でも恩返しをしないといけないな。

明日はドドマ大学で教えている山ちゃんの日本語の授業を見に行くことに。

夜日記を書きタンザニア人の「あいさつ」の話題をする。

タンザニア人はあいさつがとにかく好きなようで、「元気か?」「安静か?」「今朝の日のではどうだった?」「凪いだ状態か?」「爆発しているか?」など直訳すると意味不明となってしまう挨拶を毎朝くり広げるらしい。
挨拶で思ったのだが、外国では「元気か?」と聞かれるとみな「元気だ!!」と答えるけど、日本で「元気ですか?」と尋ねられて「ええ絶好調です!!」と答えることはなかなかなく、どちらかといえば「忙しい」「大変です」よくて「ボチボチです」と答えることが多いように感じる。

あいさつ一つにしてもその国の国民性をあらわすようだ。

日本は謙遜をよしとする国でそれは好きな部分でもあるのだが、「元気か?」と聞かれたら「元気だ!!」と答えるほうがお互いに気持ちいい挨拶なんだと旅に出て気づいた。

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