2011年9月21日水曜日

子供達の実態把握と今後の展望→エチオピアには手しかない


9月16日

9時半起床後、ブランチを兼ねてクラブサンドウィッチが美味しいと情報ノートに書いてあった店へいったが、「今日はクラブサンドウィッチは出来ない」との事。


だからエッグサンドウィッチを食べることに。

18B味はまずまず。


ただ、メニューもアムハラ語で会話もアムハラ語・・・全く意思疎通が出来ない。

なかなかエチオピアも大変のようだ。


その後、量が全く足りなかったので宿近くのハンバーガー屋で食べることに。

味はまずまずだが衛生面に難あり・・・明日腹を下さなかったら良いが。


その後、宿で休憩。14時からマザーハウスへ行く事に。


今日も徒歩で行く。


到着するとさっそく仕事開始。


今日は子供8人に大人3人と昨日より恵まれている。


すでに子供達への関わりはすべてお任せで「自由にしてくれて良い」と言われたので、今日は全体的に少しずつ関わる事に。


始めの男の子(昨日一緒にご飯を食べたB君)は軽度の脳性まひ、自力ではあぐら坐在をとれないとの事であったが、腰も安定しているので練習していけば1ヶ月ほどで自立したあぐら座位がとれるようになりそうである。

ただ、反り返ろうとする緊張が強いので、「不必要な緊張が入らないように体を緩める練習」と「必要な部位に必要なだけの力を入れる練習」が必要。

まずは緩める練習をして、その後座位に必要な部分の力の入れ方を学ぶという順序か。


注意点は、「座位練習の時に、後ろ向きに倒れないように気をつける」ことと、「体力があまり無いようなので無理させすぎない」こと。


次の子(C君)は脚が交差してしまっているぐらい緊張強い。今後脱臼の可能性あり。

現在も、痛みが出てきているのか、もしくは訓練に対する不安からか訓練に入ろうとすると非常に嫌がる。

様々な部分を触れて確認してみたところ、痛みで嫌がっているわけではないようなので、訓練に対する不安なのだろう。


まずは信頼関係を築くため抱っこしながらボールプールの中に入り遊びつつ、時折ゆるめたりするものの、なかなか信頼関係は築けない。時間をかける必要あり。


次の子(D君)はS字型の側湾。というか変形がかなり進んでいる。

訓練によりだいぶ良くなったとのことだが、左凸でかなりの角度の変形。現在崩れつつもよつばい移動可能。

今後は側湾の進行予防する事が必要。このまま進むと内蔵が圧迫され食欲不振などの2次障害に進む可能性あり。


その一方で、自力で移動しているという長所を活かして、自分自身でできる事の幅を広げる必要あり。


次の子(E君)は比較的経度の脳性まひ、知的の障害も併せ持っておるようで、自傷の可能性あり、イライラすると自傷行為(自分の手を噛む)が始まるようなので、間違った行動を学習しないようにさせる必要あり。

彼も将来的に自力で胡坐座りできる可能性はあるのだが、股関節(特に右側)をしっかり緩めていかないと安定した胡坐座位はとれないであろう。


体の緩めと、精神的安定が目標。精神的安定のためには彼が興味を持つものを早めに見つけることが出来たらと思う。(それに依存しすぎてしまうものはいけないが)


今日は4人とかかわり終了。


食事の時B君と食べる。昨日関わったA君が一緒に食べたそうだったので本日も2人の介助をしつつ食べる。

日本の学校では1人、もしくは2人だが、ここでは一人で4人ぐらい食べさせたりするようだ。

人的問題が大きい。


職員さんが「日本には素晴らしいリハビリの道具があるが、エチオピアには人の手しかない・・・」と言っていたが、手すらギリギリなのが現状である。


17時に本日も赤子の面倒をみる。


こちらも人手不足・・・


部屋に入ると、僕ら2人にほぼすべて任せられ、一人いた職員さんは別の場所へ。

無責任なようにも見えるが、掃除、洗濯などなどやるべき仕事はいくらでもあるのである。


ひとり、抱き癖がついている赤子(aちゃん)がいる。

本来赤子が納得するまで抱いて付き合ってあげたいところだが、理想と現実。僕ら2人に赤子15人ほど。

哺乳瓶でミルクを飲ませ、吐いてしまった赤子の服を代え、ぐずる子をあやす。


17時半本日の仕事終了。怒涛の2時間半である。


いろいろと考えさせられる。


帰りにカフェ。(まずかった・・・)


その後、宿に戻り昨日のサラダ屋へ行ったのだが、すでに閉店していたため宿近くのイタリア料理屋へ。


ここは値段が高いわりにいまいち・・・。この店は今後の選択肢から除外する。


その後、宿の高級カフェでコーヒーを飲む。味はまあまあ。


そして映画「ジョゼと虎と魚たち」を観て(良かった)寝る。

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