5月9日(月)巡礼17日目 24km
今朝はみんなが寝てる間に早起きして出かけようと思っていたら、みんなしっかり6時に起床。同じテーブルで朝ごはんを食べて、結局3番手で7時10分出発。
Lascabanesのこの宿は庭が素敵でいいところでした。
でも、やっぱりみんなとわいわい夕飯を食べたいなー・・・
宿の食事を頼まない人はみんなが食べていない時間にさっと夕飯を作り食べるのってさみしいし、なんかお金がないみたいで空しい。
朝、そんなことをボーっと考えながら歩いていると、道を間違う!!!
これだけはしたくなかったーーーー。うちらより先に出発したマダムが道を戻ってきた。
何か忘れ物かなーと思ったら向こうの道を指している。もしや・・・・・それだけはいわないでーーーーーーと思っていた言葉をマダムが口にした。
「NO!!!△□☆×ホニャララ~プルス。」
何言ってるか聞き取れないけど、言っている事はわかる。
「上までいったらプルス印(×印のこと)があったわ。あの下の道だったみたいよ。」
下をみるとうちらの後に出た人達が歩いている。
やってしまったーと思ったけど、マダムが間違えて戻ってきてくれたお陰で10分くらいのロスですんだ。マダムに感謝。
最近、ふたりとも中だるみ気味で印を見落としがち。
気を引き締めておかないとしんどい目にあうのは自分なので気をつけよう。
気を取り直して、歩く。今日はすごく歩きやすい道でぐんぐん進む。いつもなら1時間半歩いたら一度休憩をいれるけど今日は2時間歩けた。
いつもこんな道だったらいいのに。
ここ数日、歩く事にちょっと飽きてきた。
景色も新鮮に感じなくなってきたし、仲のいい知り合いもいなくなっちゃた。ジットに泊まっても自炊してるのはうちらだけで他の人達はジットでご飯を食べているのですごく仲良くなるきっかけが少ない。うちらも少し疲れてきていて会話や笑顔が減ってきているのかもしれない。
しんどい時や慣れた時にでてくる「周囲に気遣えない自分」。こういう事に再度気づかさられる事も巡礼のひとつなのかな。
巡礼途中に家が5件ほどしかない村があった。その教会の前で休憩していると村のマダム2人が声をかけてきた。うちらが日本人だとわかると、いろいろ日本の状況について質問してきた。外国の人も日本の事を心配してくれているのはとてもうれしく思う。
「私達は毎日、教会で歌を歌っているの。体にもいいからね。だけど、今日は地震のあった日本の為に歌うわ。日本に幸せが訪れますように・・・」
彼女達が教会に入ったあと、綺麗なアベ・マリアの歌が教会に響いていた。
さんさんと日が照りつける中、歩き続けた。
日陰に入るとひんやりとして気持ち良いんだけど、日向はきつい・・・
かなしい事に私の手はもう真っ黒。手の甲と平の色がまったく違う。はぁー、シミができる。あまりに日ざしがきつい時は、恥ずかしいけど農家スタイルで帽子の上から布を被ってます。それでも顔が日焼けする。コンポセテーラに到着した時はどんな風になってしまうのか怖い。
今日の目的地LAUZERTEに着く2km程手前に急激な下り坂があった。
左脚の側部が痛くなってきていたから、サトがまたもや私の荷物を持って坂を下ってくれた。ありがとう。おかげで脚の痛みがひどくなることもなく町に到着。
宿はまだ新しいみたいで内部は完璧で綺麗なんだけど外壁がまだ未完成。
こっちの宿は内部ができていたら経営を始めるところが多いみたいでこの巡礼中、何度かそういう宿に泊まった。
オーナー夫妻は素敵な方達だった。いつも笑顔で親切。夕飯を自炊するのはまたうちらだけだった。はぁぁぁぁ。みんなが自炊する宿に泊まりたい。そのほうが楽しい。
最近、そういうスタイルの宿がない。そういう宿ができたらもっとみんなと親しくなれるのにな。
Asa
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