2011年5月7日土曜日

フランス→スペイン巡礼徒歩旅行11日目


5月3日(火)巡礼11日目 22km

今朝は昨日遅く出発してしまった反省から6時に起きる。

朝ごはんにFreeのシリアルと昨日のバゲットをホットミルクと一緒に食べる。なんとなく健康的な朝食の気がする。

今日の出発は7時15分。だいぶ早く出発したつもりが僕らより早く出発していった人がけっこういる。みんな朝早いです。

本日のコースは昨日のように出だしから鬼のような上り坂もなく穏やかなウォーキングが続く。途中ジョン・リックが僕らをあっさりと追い抜いていく。軽快な足取りはとてもおじいちゃんだとは思えません(多分60代)今回追い抜かれたらもう会えなそうなので記念写真を撮る。お互いにつたない英語とフランス語での会話だったけど年齢を超えた友達みたいな感じで楽しかったので寂しいものがある・・・

午前中はマリア・クリスチャン夫婦と抜きつ抜かれつしながら歩いていく。今日はどうやらもう一組のマリア・クリスチャン夫婦は道に迷った末、足の負傷で残念ながらTAXIで次の町まで移動になってしまったようである・・・僕らも怪我と迷子には気をつけよう。特に僕らはガイドブックもなく次の町の名前が書いてあるプリント1枚しかないのでしっかり道しるべを見ながら歩かねば死活問題になりかねない。

昼は今朝購入したバゲット・カンパーニュを2人で山分けする。皮はパリット、中はモッチモチの傑作物。2人でバターもつけずにモリモリ食べる。後はワッフルを少々。

今日は午前中から17kmほど進み午後は5kmのみ。やはり早く出発するとゆとりがあって良い。アサも最後まで荷物を自分で運ぶことが出来、疲れも昨日よりはましのようである。今日は一日中曇っていて涼しかったお陰もあるのかもしれない。

本日到着したFigeacの町は予想していたものよりかなり大きく久々の準都会規模である。そのためみすぼらしいバックパッカー姿がややこっぱずかしい・・・

何はともあれツーリストインフォメーションセンターで宿の情報を聞きに行くと寄付制のジットが近くにあるとのことなので本日の宿泊場所決定。久々に家庭的なジットに泊まる事が出来そうで嬉しい。

ジットに来てみるとオーナーのジャック&マリーは予想通り良い人。英語も話すことが出来て会話もスムーズです。僕らの後にジョン・マリーも宿泊しにやって来ました。

シャワーと洗濯を終えた後、久々に町の観光です。なにせ14時に着いたので時間はたっぷりとあります。

インフォメーションセンターで教えてもらった町の散策コースを疲れた体で歩き回る。町自体に雰囲気がありよい感じの都会です。

でも何よりも興奮したのがスーパーの品揃え、品質・価格ともに田舎町とはレベルが違います。興奮冷めやらぬ僕らは町の散策をすっかり忘れ50%Offの値引き商品を中心にたんまりと買い込む。計3kgほど荷物が増えてしまったが久々の(昨日もしたっけ・・・)大量買いに大満足の二人。贅沢にもツナ・トマト・レタス・卵サンドウィッチを購入したので(もちろん50%Off)そいつを喰いながら町をぶらつく。うんめぇ。

町でドイツ人のステファンとバッタリ合う。ステファンともこの町でお別れになりそうである。常に笑顔のステファンは英語も流暢なため数日間だけどとっても仲良しになれた。「いつでもドイツに遊びにおいで」と住所を教えてくれる。ドイツに行ってビールとウィンナーで乾杯したい。僕らもステファンを見習って常に笑顔を心がけたいものです。笑顔でいると人との距離が近くなる気がします。今晩はこの家の夫婦、ジャック&マリーとジョン・マリー、そして僕らの計5名で食事を食べる。前菜の豆のスープはシンプルながら体が温まり美味しい。勧められるまま3杯も食べてしまった。そして2品目にジャガイモのオーブン焼き、3品目、鶏肉のカレー風味と久々の美味しい家庭料理をいただく。さらにはバゲットとチーズ、ワイン、閉めにはカスタードソースWithドライフルーツをいただく。夫婦は今までに4回ほど巡礼コースを歩いた強者らしい。数ヵ月後には車椅子の友達と巡礼コースを数日歩くらしい。

フランス語での会話が多かったためほとんど理解できなかったが、とても仲の良い夫婦でした。

夜10時過ぎに就寝。

hoso

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