人間の適応力→フリスビーは楽しい？→休養日

6月21日

本日の走行距離34km　計779km

7時半起床。

昨日は素敵な場所にテントを張らせていただいたおかげでぐっすり眠ることができた。

太ももを中心に筋肉疲労がずっしりと残っているが走れないほどではなさそうだ。

テントを片付けようとすると、大量のナメクジがテントの外側に張り付いていた。

人間の適応力とは素晴らしいもので、もうナメクジ程度では全く動じなくなっており、葉っぱを使い一匹残らず剥がしていく。

朝から飼い犬くんがフリスビーを咥えて「遊んでけれ」とやって来た。

仕方がないので投げてあげると、そこからエンドレススパイラルに入り込む・・・・涎まみれのフリスビーを何度となく投げる羽目に・・・僕はいいけど、息を切らしながら必死で追いかけ続ける君は大丈夫なのかい？

そして何がそんなに楽しいんだい？

ハイケがやってきた事により、終わりの見えなかった彼との無為な遊びに終止符。

荷物整理後ハイケに挨拶し、9時に出発。

本日も早速上り坂・・・ハイケ曰く、Lorrachまで峠は2箇所のみとのこと。

それを信じてゆっくり上る。

坂道を上るための筋肉は昨日の疲れが残っているためうまく働かないようだ、しかし進まないことには終りが見えないので焦らずゆっくり時速６km前後で進んでいく。

途中の休憩は、峠ということもあり風の通り、そして景色と気持ち良い。

そして水がうまい。

下りは相変わらず４０km前後。

途中前輪から異音がするのでチェックすると、ブレーキパッドが若干緩んでいたようだ。無事調節し再出発。今後も細かい以上に敏感になっておかなければ雑な僕のことだからすぐに壊せかねない。

コウノトリがいっぱいの可愛らしい山間の村を走っていたのだが、やはり本日は体が重いので、後半は国道沿いに戻り、そこをひた走り、最後の上りが終わったあとは、ひたすら下り、11時半にLorrach到着。

ここでは休憩兼、スイスの情報収集、そしてスイスで物価が上がる前に買出しをする予定。

テントを張り、コーヒーを飲んだ後、一人で街中に出てインフォメーションセンターでスイス側について訪ねるが、細かい情報はないとのこと。

だが、スイス側の国境の街Baselにもインフォメーションセンターがあり8時半から開くようなので、そこまでの地図をもらい、スイスの情報はそこで聞くことに。

その後、買出しを終え、キャンプサイトでゆっくりと休憩。

17時頃から再び街に出向く。

本日はワイン祭りとちびっこマラソン大会が行われているようで人通りが多い。

街を自転車でざっと見学した後（荷物がないととても軽い）せっかくなので白ワインを一本飲む（１．５E）

ドイツの赤はイマイチの印象だったが、賞を受賞したという白はキリっとしつつもフルーティーでとても美味しかった。

ドイツ最後の晩なので屋台でウインナーを食べる（３E）味はやはり美味しい。

帰りにスーパーで買出しをしていると、サンダーストームが・・・・

テントが心配になったが、帰っても問題はなかった。今度の相棒（テント）は非常に信頼できる。

キャンプサイトに簡易キッチンがあったため、インスタントの白アスパラスープと高級ウインナー、そして山盛りレタスで晩御飯。

スープはしっかりアスパラ味がしてGood.茹でウインナーは日本のシャウエッセンの特大版かつ美味しい版で非常に高クオリティ。大満足のドイツ最後の晩餐であった。

最後にビールをとも思ったが、近くにbarが無かったので諦める。

食後、同じキャンプサイトにやってきていたオランダ人自転車乗りのおじさんに話しかけると、スイスの本があるとのこと。

その本を一晩貸してくれるとありがたいお言葉。

ので、晩は一人、スイス情報を熱心に調べる。

道を選べばスイスでも平地は多いようだ。

試しにアサに多少はアップダウンもないとスイスらしくないんじゃない？と訪ねてみたが「上り坂は嫌！！」とのこと。

まぁ仕方ない。

何となくスイスも目処がついてきた。

23時就寝。