
2月27日
7時起床。
朝から激しい筋肉痛で起き上がるにも一苦労・・・
それはみなも同じようでギシギシと油の切れ掛かったロボットのような動きでリビングにやって来る一同。
足を組み替えるにも片足を腕で持ち上げて動かさなければならないような状況の中で朝食、食べながらヨウちゃんの専門である海の話をする。
タンザニアでは人々が平気で海にゴミを捨てているのにも関わらず海にはまだ綺麗な珊瑚がたくさん残っている。
しかし、海にゴミを捨てない日本では綺麗な珊瑚が減っていっていることについて。
もちろんそれはもちろん水温の関係が大きいのだが、海に撒き散らしている工業排水、ここ何十年で途方も無い量を地中に撒いた農薬、それらも大きく影響しているのかもしれない。
それを棚に上げてアフリカの人は平気で海にゴミを捨てて汚くしているとはいえないな。
途上国はマナーが無いと言っているが、実際に地球を汚しているのは先進国で生活する僕らなのだろう。
11時半よりアルーシャの町へ油切れのロボット5体で出かける。
まずはダルエスサラーム行きのバスチケットを購入28000T(1400円)
昼ごはんにはローカルレストランでチプシマヤイを食べる。
タンザニアの卵は黄身が白っぽいものが多いのだが、アルーシャの卵は黄身が文字通り黄身なので美味しそう。
聞いた話では、卵の黄身が黄色なのは鶏の主な餌であるトウモロコシが黄色なのが関係しているようで、アフリカでは白色のトウモロコシが普及しているので黄身が白色の卵が多く生まれているようだ。(だとすれば赤色のトウモロコシを改良したら黄身は赤色になるのだろうか?)
見た目に負けず劣らず美味しいチプシマヤイを食べた後は、スーパーやTシャツや、マサイマーケットへ訪れる。
僕らもマサイマーケットのビーズを少し購入。
値段交渉の際に相場が1000T(50円)のビーズ製のコースターを「2000T!!」とふっかけてきたおばちゃんに、値切って「3つで2000Tは?」と聞くと、「あんた頭がおかしいんじゃないのか?」と怒ってきた。
いやいや、じゃあ始めに倍の値段を吹っかけてきた君はどうなんだ?と思ったが大人気ないので、「わかった、じゃあいらない、ありがとう」と店を後にし、言い値から1000Tと言ってきた正直者の隣のおばちゃんから購入する。
お土産を買った後は久々の日本食レストラン「サザン」へ訪れる。
本日注文したメニュー
・カツ丼×2
・串かつ
・餃子
・蕎麦
・豚丼
この素敵なメニューをビールと一緒に5人で食べる。
うむ、幸せである。頑張って働いた体に内側からのご褒美である。
オーナーのイマイさんがやってきて一緒に飲みながら話す。
イマイさん曰く、「食べ物の味で少しでも気になる部分は是非指摘して欲しい」とのこと。
世界中を今まで飛び回っていたイマイさんが他の国の日本料理屋へいって感じた事は、”日本人オーナーが現場からいなくなると3ヶ月も持たずに味が崩れてしまう”ということ。
イマイさん自身も将来的には日本に帰る予定であるので、自分がいなくなってもこの味を維持できる方法を現在模索しているようだ。
その他、アルーシャの宝石商カトウさんは僕らが思っていた以上に凄い人のようで、カトウさんがつけた石の値段がヨーロッパでの市場にも反映されたりするそうだ。
事務所の部屋一面に美女の写真を貼り、ペットにゴキブリを飼う不思議な人なのに、実はかなり凄い人なんだな。なんだか漫画の世界のようである。まぁ”現実は小説よりも奇なり”というぐらいだしな。
途中から突然の豪雨。
凄まじい豪雨のうちにイマイさんがサービスで焼きそばと焼酎を出してくれた。
焼きそばは麺もソースも自家製。
インターネットで作り方を調べたそうだが、クオリティがかなり高い!!
大満足の晩ご飯であった。
22時帰宅。
停電の中パッキングをし、1時就寝。
0 件のコメント:
コメントを投稿