2011年8月7日日曜日

断食生活5日目→ラマダンの意義→だらだら休養日


8月5日

昨晩ラマダンの意義を宿のトサさんに聞いてみたところ大きな意義としては次の2点。

・精神力を向上させる。(忍耐力・自制心とも言えるのだろう)

・ラマダン期間中に断食することで、食べたくても食べられない貧しい人の気持ちを理解する事が出来るようになる。(他者理解の精神を育むといったところか。)

これは「相互理解」という観点でなかなか良いなと思った。

と、いうのも日本で「障害者理解」「バリアフリー」と口だけで言い合っただけでは、実際に同じ不自由さ(難しさ)を経験しない事には(経験といってもあくまで”ごっこ”程度で終わるのだろうが・・・)本質的に問題を抱えている人達と理解しあう事はなかなかできないと感じていたので。

伝聞的な情報だけでなく、実際的に体験するという方法は単純かつ非常にわかりやすい他者理解の方法なのだと思う。

日本の障害者理解を例にとると、「視覚に難しさがある人は日常生活において大変苦労しているのですよ・・・」と何度も説明されるより、「目隠しして大通り沿いに放置されるという経験」をするほうがより本質に近い(それでもまだずいぶん遠いが)理解が出来る気がする。

もちろん極端な方法なので「ラマダンが正しい」「ラマダン万歳」だと言っているわけではなく。方法の一つとしてはありだな。ということです。

ただ、ラマダンにおいては「断食」という方法で金銭的に貧しい人を経験するという一方的な経験をするだけではなく、毎日忙しく一生懸命働いている人を理解するために、「お金がある人はその分働いているんだ」とわかるような逆方向からのアプローチも取り入れるとよいのかもしれない。

どうも、この国には仕事をせずダラダラしているくせに「私はお金が無いから大変だ・・・寄付してくれ」といってくる人も多いので。

本日は8時45分起床。

やはり早く寝れば早く起きられるようです。

アサは昨晩もブログを進めるべく頑張っていたようでまだ寝ている。

ので洗濯だけ終わらせ、「FREEDOM(日清カップラーメン)」のアニメをぼんやり見る。

風邪は悪化こそしなかったものの、滝のような鼻水が出はじめてきた。

でも熱が出ずに鼻水になってきたのだから悪化することなく落ち着き始めたということであろう。よかったよかった。

本日は暑い時間を避け15時からモスク見学に行く事にする。(この選択が失敗だったと後知る事になるが・・・)

だから日中特記事項無し・・・ダラダラです。

FREEDOM」を見た後は昼寝をし、15時。涼しくなってきたのでモスク見学に出発しようとすると、宿のトサさんから「今はラマダン中だからもう閉まってるよ!!」との情報が

・・・・・・本日の予定終了。

「ラマダン期間中の観光は大変だ」と聞いていたが、想像以上に大変である・・・・。

本日は体調を整えるための1日だと割り切る事に。

晩ご飯はラーメン。インスタントラーメンを相撲部屋のようなデカ鍋で作り、宿泊者従業員合わせて10人ほどで食べる。

食後に贔屓にしているアイス屋へ。

夜は宿のテラスで旅行者MARU君と若干真面目な話をする。

日本の情勢と、今後日本がとるべき方向性など。

旅行中はお酒を飲んでいなくても、旅人同士で集まって時々妙に真面目に社会情勢や日本の未来について語ることがあるのが面白い。おそらく日本を離れている分客観的に日本のことが見れるということが大きいのだろう。

夜食にチキンサンドウィッチを購入し2時就寝。

2 件のコメント:

  1. 「お金がある人はその分働いているんだ」とわかるような逆方向からのアプローチ・・・
    それ、本当いい提案ですね!!
    貧しい人を思いやる風潮が世界的にあるけど、お金ある人は楽してる訳じゃないですからね~。
    島藤さん曰く、アルゼンチン人はお金は欲しいけど働きたくない。お金が貯まると働かないから、お金は貯めないって言ってました。なんじゃそれーー!笑
    日本が経済的に成長したの納得ですよね。。。

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  2. アルゼンチン人・・・彼らは言いそうですね(笑)
    日本で働いている時には全く理解できなかった彼らの感覚が、最近だんだん理解できるようになっています。

    これは良いことなんだろうか???
    日本かえって仕事できるかなぁ・・・

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