2011年4月18日月曜日

弓場での生活を踏まえ資本主義と社会主義を一考察

今回弓場に来た理由は「弓場ではみんなの収入を全員で分け合って生活するという社会主義的(共産?)な生活システムが上手に成立している」という話を聞きその生活様式を実際に感じて見たい。と思ったからです。
かねてより人が幸せに生きる理想は社会主義なのだろう(みんなが仕事をさぼらず、持てる力を惜しげもなく使い働くことが前提条件)が、現実的には働かない人(働いても働かなくても自分の取り分は変わらないため働く意欲が低下するため)があらわれたり、不正を働く人が現れるために成り立たず、それならば社会主義的な資本主義社会のほうが現実的には成立しやすい。(左よりの右というところです。)
という結論を持っていたのですが、今回実際に共同生活の中で働いている中で、前述の「働かない人~」の課題は現れてきました。
ただ、弓場の人の場合は全く働かないと言うわけではなく「とても働く人」と「まずまず働く人」との間に差が生じてきているという段階なので、現在システムとしては上手く成立しているのだと感じました。
実際僕自身も弓場での滞在期間内(1ヶ月半)いっさいお金を使うことなく労働をし、みんなでご飯を食べるという生活を心地よく味わうことが出来ていました。
その理由としては、
①弓場は程よい感じに融通の利くお金をそれぞれ手に入れていたから(弓場での農業以外に自分で始めた仕事の収益は自分の所にも若干入る。)
②規模が大きすぎなかったから。(日本も資本主義だといってもそれぞれの家庭はお父さんが働いて子ども達はその収益で食べているという考え方によってはプチ社会主義、それに関して文句を言う人は少ないですよね。時々頑固親父が俺の金で喰わせてやっているなんて話をしていますが・・・)
③メンバーが良かったから。(ほんと良い人ばかりでした)
④文化的行事を中心にみんなが精神的に繋がっているから。(バレエ公演や年末の発表会の際、みんなで合奏したり舞台を行ったりしている)
などの理由が考えられました。

この辺りを踏まえると規模が小さく、ある程度融通の利く共同体であれば社会主義的な生活も成り立つ(場合によっては資本主義よりも)しかし、人の数が増えるほど働かない人が現れるリスクが上がるため、上手くいかなくなる可能性も多くなるようです。そのリスクを回避するためには多少システムに融通を持たせるか、文化的・スポーツ的な活動を通し人々の結びつきを強めることが重要なのだと感じました。

ので結果としては日本に帰ったら素敵なメンバーとだったらそんな生活もしてみたいけど、実際には山奥で気を許しあえるメンバーを見つけない限りは社会主義は難しいのかなと感じました。

なんだかまとまりきらないですけどそんな感じです。
写真も変なところにくっついてしまいました・・・

2 件のコメント:

  1. どもども

    とってもわかりやすい文章!!
    元気そうでなにより。
    いろいろ話したいことがあるなーと思っていたら、
    こないだ夢に出てきましたよ。
    出演料はらってもらわなあかんわ。
     

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  2. いやいや出演料をもらうのはこちらです。
    助演男優賞ものの輝きは見せられてたかな?
    いろいろ話ってどうせ探偵ナイトスクープのことでしょ・・・旦那さんにでも聞いてもらいなさい。
    フランス語での生活はコミュニケーションが大変・・・土屋さんを相手する子供達の心境だよ・・・

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